2015年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン

石川遼が狙う「苦手」大会克服 ポイントは松山英樹との“差”

2015年 ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前 石川遼
開幕前日。プロアマ戦が行われるコースの脇で、石川は黙々と練習を続けた

「自分はまだまだなんだなあ…」。アリゾナ州のTPCスコッツデールで行われる「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」開幕の2日前、石川遼は松山英樹との練習ラウンドを終えると、そう漏らした。

松山とプレーしたのは、今年に入って初めて。「すごい久しぶりに一緒に回ったけれど…やっぱり、こういうショットを持っている選手が優勝争いをする」と納得顔を浮かべた。とりわけ痛感したのは課題としている1Wでのティショットの精度の差。石川は3年連続の大会出場となるが、過去2年は予選落ちしている。「このコースはあまり得意ではない。それはショット力がないからだと思う。ドライバーがフェアウェイに行かないと難しい。今年は特にそう思った」という。

コースは今大会を前に半分以上のホールでレイアウトが変更されたが、左右に曲げれば粘り気のあるラフや池が待ち構え、ウェイストエリアが散りばめられる、ベースは変わらない。全面張り替えを行ったグリーンについては「意外と芽(芝目)がある感じがする。逆目、順目で転がりが結構違う。ただ、硬さはこのくらい硬い方が好き」だという。「やっぱりドライバーに比べれば、アイアンの方がいいとは思える」。得意のショートアイアン、ウェッジの技術を活かせるかどうかは、やはりティグラウンドから描く軌道にかかっている。

開幕前日の28日(水)、石川はプロアマ戦出場のメンバーには入らず、いつものようにドライビングレンジで打ち込んだ。「試合になると少し固くなって、スイングが速くなる。それが先週もあった。目指すものを練習で大げさにやって、試合でちょうどいいところになる。試合でやりたいことよりも難しいことを、練習でやるしかない」

「(石川は)ティショットの状態が悪いとしても、ああやって戦えている。そのことの方がすごいと思うけどね」と言ったのは松山だ。試行錯誤が実を結ぶのを、じっくりといまは待つしかない。(アリゾナ州スコッツデール/桂川洋一)

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