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ワールドカップで優勝したアーニー・エルスがついに個人優勝

11月に太平洋クラブ御殿場コースで行われたワールドカップで、壮絶な優勝争いを制した南アフリカチーム。全米オープン優勝2回のアーニー・エルスと、今年の全米オープンに優勝したレティーフ・グーセンのペアは、優勝候補のアメリカチームに引けをとらないと前評判は高かった。そして、ジュニア時代から共に戦ってきたエルスとグーセンのチームワークは、土壇場で起死回生のイーグルを奪ったのだ。

しかし、今シーズンこれまでのエルスは勝てそうで勝てない試合が続いた。シーズン当初、メルセデスでは2日目に首位に立ちながらその後伸ばせず。ソニーオープンでも3位。そして、翌週のフェニックスオープンでは、1年半ぶりの予選落ちを喫した。2位が1回、3位が5回もあるのだが、優勝はゼロ。1994年から7年間続けてきた、年間1勝以上の記録が途絶えるピンチを迎えていたのだ。

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ワールドカップはチーム戦のため、個人での優勝が欲しかったエルスは、昨年まで2年連続で優勝しているネドバンク・チャレンジで初日から首位に立ち、3連覇と連続優勝記録更新が見えてきた。しかし、最終日、猛チャージを見せたS.ガルシアに追いつかれ、プレーオフで敗れてしまった。

そのエルスが12月6日から9日まで南アフリカのケープタウン、ロイヤルケープGCで行われた南アフリカ・ツアーのヴォダコム・プレーヤーズ選手権でついに優勝した。

最終日首位に6打差と遅れをとっていたエルスだったが、前半6ホールで5バーディ(31)の猛チャージ。結果65の通算15アンダーで逆転優勝した。エルスは「自分が勝てたのは精神面で安定したため、先週のプレイオフで負けた後にスポーツ精神科医に十分なセラピーをしてもらったおかげだ」と語った。

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