タイガーとビジェイがボストンで戦う中、世界No.3のアーニー・エルスはスイスのクランスシュルシエレで開催される「Omegaヨーロピアンマスターズ」に参戦。世界中を遠征することで知られるエルスは、毎年美しい景色と強豪の揃うフィールドが話題となるコースで防衛戦に挑む。

冬の間はスキーリゾートとして有名なコースとして知られているものの、今週は通常コースよりも飛距離が1割増えるうえ、小さなグリーンに加え、大会3勝を誇るセベ・バレステロスが数ヶ所改修を施したこともあり、難度が高いコースに様変わりしている。標高およそ1,500メートルのコースで開催される大会での注目選手は、エルスとライダーカップ欧州チームにキャプテン指名で選出されたルーク・ドナルドだ。

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ルーク・ドナルド
「欧州ツアーの大会では大抵コースから30分くらいのところにあるホテルに滞在しますが、今週は1番ティが目の前にあります。毎日30分余分に寝られると思うと本当に助かりますね。コースに近い滞在先はいつでも嬉しいものです。標高、そして起伏の激しさでクラブの選択が難しくなっていますが、練習ラウンドの間に何とか調整を図りたいと思います」

ディフェンディングチャンピオンのエルスはバレステロスに次ぐ大会史上2人目の2連覇達成を狙っている。エルスは昨年マイケル・キャンベルに6ストローク差をつけて圧勝した。

マイケル・キャンベル
「去年はエルスの圧勝でしたからね。私も頑張りましたが最後に離されてしまいました。でも、このコースは気に入っています。過去10年間、毎年この大会に参加するのを楽しみにしています」