久常涼が欧州ツアー初優勝 青木功、松山英樹に続く日本勢3人目
日本人初の快挙 久常涼が欧州ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤー
DPワールド(欧州)ツアーは28日、23年シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーに久常涼が選ばれたと発表した。日本人の選出は史上初となる。
22年11月の予選会(QT)ファイナルステージで7位に入り23年シーズンの出場権を手にした久常は、開幕戦「オーストラリアPGA選手権」で2位に入るなどシーズンで7度のトップ10入りを記録。9月「カズーオープンdeフランス」では日本人史上3人目の欧州ツアー優勝を達成。年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)で17位に入り、2024年度のPGA(米国男子)ツアー出場権をつかんだ。
<< 下に続く >>
今回の選考にはプロ転向後3カ月でライダーカップに出場したルドビグ・オーベリ(スウェーデン)や7月「全英オープン」2位などの成績を残したトム・キム(韓国)らもノミネートされていたが「強力な候補者が多かったが、久常はシーズンを通しての活躍が評価された」(トーナメント委員会のデビッド・ハウエル氏)という。
久常は欧州ツアーのホームページを通じ、「とてもうれしい。今シーズンはDPワールドツアーでとてもエキサイティングな経験をしてきた。フランスで優勝できたことは、僕にとって素晴らしいことだった。とてもハードに頑張ってきたし、とても良い結果だった。DPワールドツアーで日本人の優勝者になれてとてもうれしかったし、とても光栄に思っている。DPワールドツアーカードを手に入れ、今はPGAツアーカードも手に入れた。興奮しているし、とても幸せだ」とコメントを発表した。
欧州ツアーのルーキー・オブ・ザ・イヤーは1960年にスタート。過去には77年のニック・ファルド(イングランド)、88年のコリン・モンゴメリー(スコットランド)、2014年のブルックス・ケプカ(米国)らが選出されている。