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2019年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

人に話したくなる「マスターズ」丸わかりガイド

2019/04/09 13:01

「マスターズ」は一年で最初に開かれるメジャー大会で、四大メジャーのなかで最も開催が待たれる大会。世界のトッププレーヤーたちが米国ジョージア州のオーガスタナショナルに集う大会について、さらに理解を深めることができるガイドをまとめてみた。

開催場所は?

「マスターズ」はジョージア州のオーガスタナショナルGCで開催される。同コースは毎年、メジャーが開催される唯一のコースだ。

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コースの美しさが広く知られており、毎年この時期にアザレアの花が咲き誇り、起伏に富んだフェアウェイの芝は完璧に刈り込まれ、グリーンはこの上ない速度を見せる。

11番、12番、そして13番ホールで形成されるアーメンコーナーは、おそらくゴルフ界で最も有名な3ホールであり、多くのリーダーたちがここで失速してきた。最近では2016年に大会をリードしていたジョーダン・スピースが、パー3の12番でクアドラプルボギーの7をたたいている。

コースの外に目を向けると、多くの人々が異口同音にその美しさを称える、クラブハウスへと伸びる木立に囲まれたマグノリアレーンが同コースの素晴らしさを唯一無二のものとしている。

出場選手は?

「マスターズ」のフィールドは、様々な出場資格で形成されており、そのなかには過去の大会王者、その他のメジャー3大会の王者、前年末の公式世界ゴルフランキングのトップ50、そして大会前週の公式世界ゴルフランキングのトップ50などが含まれる。

これらに加え、マスターズ委員会は自由裁量で海外の選手を招待することが許されているほか、1年で最初のメジャーにはアマチュアにも門戸が開かれている。アマチュアでは、全米アマチュア、全英アマチュア、アジアパシフィックアマチュア、ラテンアメリカアマチュア、そして全米ミッドアマチュアの現タイトル保持者にもオーガスタへの招待状が送られる。

これにより、過去と現在の世界最高のゴルファーたちが一堂に会することになる。

歴代優勝者たちは?

昨年大会では、パトリック・リードが同じく米国のリッキー・ファウラーに1打差をつけてメジャー初制覇を果たし、グリーンジャケットに袖を通した。

ジャック・ニクラスが「マスターズ」のマスターであることに議論の余地はなく、大会史上最多の6勝を挙げたニクラスは歴史的にこの大会で最も成功を収めた選手である。1986年に46歳で大会制覇を果たしたニクラスは、大会の最年長優勝記録を保持しているほか、最多トップ10記録(22回)、そして最多予選通過記録(37回)も持っている。

一方、最年少優勝記録は1997年に21歳で大会を制覇したタイガー・ウッズが持っており、この際ウッズは最大ストローク差優勝記録(12打差)と最小優勝スコア(通算18アンダー)も更新した。また、2015年にはジョーダン・スピースが最小優勝スコアのタイ記録を出している。

欧州勢では、セベ・バレステロスニック・ファルドセルヒオ・ガルシアベルンハルト・ランガーサンディ・ライルホセ・マリア・オラサバルダニー・ウィレット、そしてイアン・ウーズナムが「マスターズ」制覇を果たしている。

優勝賞品は?

大会王者にはかの有名なグリーンジャケットが贈られるほか、優勝賞金やゴールドメダルの授与に加え、クラブハウスをかたどったトロフィーに名が刻まれ、大会への生涯出場資格が与えられる。

とはいえ、ファンがジョージアでの栄冠で真っ先に思い浮かべる賞品はやはりグリーンジャケットだろう。優勝者は優勝から1年間だけジャケットを所有することが認められているが、翌年にはジャケットを返還しなければならないため、オーガスタの外であのグリーンジャケットを着用することができるのは、現「マスターズ」王者のみということになる。

また、優勝セレモニーでは前年の「マスターズ」王者がその年の新チャンピオンにグリーンジャケットを着せるのが習わしとなっている。

セレモニアルショットとは?

4月11日の木曜日、セレモニアルティショットで第一球が放たれた時に幕を開ける。昨年は両者合わせてグリーンジャケットを9着獲得したジャック・ニクラスゲーリー・プレーヤーがセレモニアルティショットを務めた。

この伝統は1963年にジョック・ハッチソンとフレッド・マクロードが大会開始のティショットを打ったことに始まり、これまでジーン・サラゼン、バイロン・ネルソン、ケン・ベンチュリ、サム・スニード、そしてアーノルド・パーマーといったレジェンドたちがその任に当たってきた。

パー3コンテストとは?

「マスターズ」のパー3コンテストは、大会に先んじるかたちで大会開催週の水曜に開催される。これはパー27の9ホールを1ラウンドするコンテストであり、選手たちはキャディとして家族や友人をコース内に招くことができる。

小さい子供や親たち、あるいはセレブの友人などが9番ホールのティショットや最後のパットを選手の代わりに打つのはお馴染みの光景だ。しかしながら、大会にはこのコンテストにまつわる不吉なジンクスがある。パー3コンテストで優勝した選手で、同年の「マスターズ」を制覇した者は未だかつて存在しないのである。

チャンピオンズディナーとは?

毎年、ディフェンディングチャンピオンが大会開催週の火曜に開かれる晩餐会、チャンピオンズディナーのメニューを決めることになっている。晩餐会に出席するのは過去の「マスターズ」王者たち。メニューを決める前年王者により、年々国際色豊かな料理が食卓を彩っている。

例えば、セルヒオ・ガルシアは2018年に、過去の「マスターズ」王者の国々を代表する食材をレシピとしたインターナショナルサラダを前菜として振る舞った。ちなみに、その年の主菜はアローズ・カルドーソ・デ・ボガバンテ(伝統的なスペインのロブスターご飯)で、デザートは彼の母親のレシピで作られたトレスレチェケーキだった。

これとは対照的に、1998年に当時22歳だったタイガー・ウッズは、チーズバーガー、チキンサンドウィッチ、ポテトフライ、そしてミルクシェークで会を饗した。

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