世界ランクで見ると…「五輪の価値」はメジャーの半分以下?
2016年 リオデジャネイロ五輪
期間:08/11〜08/14 場所:オリンピックゴルフコース(ブラジル・リオデジャネイロ)
リオの結果を誇りとするステンソン
ヘンリック・ステンソンは、オリンピック男子ゴルフ競技で銀メダルを獲得し、リオデジャネイロの空にスウェーデン国旗をはためかせたことに誇りを感じていると語った。
40歳のステンソンは、今回のオリンピックゴルフコースで、先月の「全英オープン」でフィル・ミケルソンとの最終日の激闘を演じて以来、ここ2カ月で2度目のゴルフ主要大会での一騎討ちを経験した。
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1打差の首位で最終日を迎えたトゥルーンでは、見事「63」をマークし、大勝利を収めたステンソン。ブラジルではジャスティン・ローズを1打差で追う展開で最終日を迎え、首位に並んで18番ティに立ったが、最終ホールをボギーとしたことにより、ローズが金メダルを英国へ持ち帰ることとなった。
「優勝争いに加わり、メダルを懸けて戦いたいと思っていたし、それをすることができた」とステンソン。「もちろん銀ではなく金メダルを下げて表彰台に立ちたかったけれど、全体的に自分のパフォーマンスには満足しているよ」。
「国のためにプレーすることについては、今日はそれが良くできたと思う。僕とジャスティンによる金メダルと銀メダルを懸けたバトルになればいいと思っていたし、最後はそうなったね」。
「すばらしい経験だったし、メダルを持ち帰ることができて嬉しいよ。ベストのプレーではなかったけれど、一週間を通して優勝争いをするには十分なプレーができた。僕自身も、自分の国も誇りに感じさせることができたと思う」。
「お互いに自ら後退することはなかったから、僕らは所々でバーディを狙いに行ったし、今日は実際にそういう展開になったね。結局最後は最終ホール次第となったんだ。まあ、僕は過去に起こったことについては深く考えない方だから」。
「単に最高のピッチショットが打てなかっただけだと思うし、ジャスティンの方がわずかに良い角度にあり、そこから最高のショットを打ったんだ。僕が寄せられなかったことで、彼にチャンスを与え、ここで寄せられればと思った彼は、実際にその通りのプレーをしたんだ。結局は最後のショット次第となり、彼は必要な時に最高のショットを打つことができたんだよ」。
最終日「63」の息をのむ猛チャージで銅メダルを獲得したマット・クーチャーは、米国へメダルをもたらした誇りを隠し切れない様子だ。
「これ以上誇りに思うことはないよ。この感情、この自分の感じている誇り、これが自分自身のものなのか、それとも国のものなのか、それを説明するのは難しいね」。
「メダルにはとてつもないラウンドが必要になることが分かっていた上で、信じられないくらいすばらしいラウンドをプレーすることができて、この上ない喜びを感じているよ」。