2016年 マスターズ
期間:04/07〜04/10 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
マキロイは“刻む”?オーガスタ攻略へ、マスターかく語りき
オーガスタナショナルで自分の技量を試してみたいというのは、世界中のゴルファーにとっての夢である。ジョージアの地に佇むこのコースは、いつの時代も、その速いグリーンで有名だが、時の流れに臆すことなく変化を取り入れており、今ではツアー屈指の距離を誇るまでになった。
地球上で最もチャレンジングなゴルフコースとなったオーガスタ。今週の「マスターズ」へ向け、優勝候補の呼び声高い選手たちがどのようなアプローチでこの難コースに臨むのか。ここに彼らの言葉を紹介しよう。
<< 下に続く >>
■ ロリー・マキロイ
「(パー5の)2番ティからは少しばかりコンサバティブなアプローチを採ることになると思う。今週、ティショットは3Wで打って、フェアウェイバンカーの手前にレイアップするんだ。これまで僕は2番で2オンを狙ってきたけれど、成功率はそこまで高くない。だからもしピンが左に切られていれば、グリーンの右に外して寄せワンでバーディを狙いに行くし、ピンが右側の場合はその逆の攻め方をするよ」。「それ以外では、このゴルフコースに関して良いゲームプランを持っていると思う。パー5で正しくプレーすることがとても重要。今週はパー5で良いプレーができて、他のホールを慎重に賢くプレーしてパーかバーディで上がれれば最高だ」
■ ジェイソン・デイ
「このコースではドライバーを多用するんだ。フェアウェイウッドを使うことも少しはあるけど、ドライバーを使うことが多いね。通常のツアーの大会を比べるとフェアウェイは広いから。少しタイトなホールもあるけれど、ここはセカンドショットの善し悪しが問われるゴルフコースなんだ。グリーンの然るべき場所に乗せることができれば、易しいパットを残すことができるからね」
■ フィル・ミケルソン
「パー5の4ホールと3番だけが、僕がバーディを獲らなくてはならないという考えを持って臨むホールだね。風がなければ12番にも言えることかもしれない。風がなければ12番ではバーディを狙いに行くんだ。でもあそこでは風が吹いてきたし、今年も風が吹くと思うから、とても難しいショットになるね」
■ アダム・スコット
「グリーンによって厳しさに違いはあるけれど、すべてにおいて高い精度が必要だね。フェアウェイからのアイアンショット、ティショットにズレがあったりすると、とても長い一日になる。特にアイアンショットでミスが出ると、12メートルくらいのパットが残る。そう多くのチャンスを作り出すことができなくなるので、グリーンで長い一日を過ごすことになる」。「このゴルフコースではすばらしいチャンスもあるけれど、ミスすべきでない場所でミスを犯すと、毎ショット大惨事が待ち構えているんだ」
■ ヘンリック・ステンソン
「今年は例年よりも少しアグレッシブに、もっとピンを狙いに行く戦略で行こうと思う。これまでは、少し守備的にプレーし過ぎたように思うし、過去のリーダーや優勝者を見てみると、大体20バーディくらい奪う傾向にあるからね。バーディを14個奪ってノーボギーに抑えようという戦略には意味がないんだ。そういうプレーをしても優勝には届かないんだからね」