気になる世界ランク1位争い
2014年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/07〜08/10 場所:バルハラGC(ケンタッキー州)
メジャーでドラコン大会!ウーストハイゼンが優勝
2014/08/07 07:35
目の覚めるモンスター級の340ヤードのドライブで、ケンタッキーの観客を沸かせたルイ・ウーストハイゼンが、かつて偉大なるジャック・ニクラスも制した「全米プロゴルフ選手権」のドラコン大会を制覇した。
南アフリカ出身のメジャー王者、ウーストハイゼンは、火曜日にバルハラの10番ホールを舞台に行われたイベントに出場した。このイベントでは上位3名に、1963年にジャック・ニクラスがこのイベントで2連覇を果たした際にデザインされたマネークリップが贈られた。
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それまでの最長飛距離だったジェイソン・デイの338ヤードを越えるショットを放ったウーストハイゼンは、飛ばし屋の称号を得ると共に、彼の名の下に賞金の2万5千ドルが2つのチャリティ団体に分配されることになる。
「10番ティに着いた時、そうそうたる顔ぶれがボードに並んでいるのを見たから、かなり飛ばさないと勝てないのは分かっていた」とウーストハイゼン。「だから、いつもよりもう一段ギアを上げて行かなければならなかった。普段は真っ直ぐな球筋ではないのだけど、今日は風が味方してくれたみたいだね」。
「こういう大会に出場するのは楽しい。オーガスタではパー3コンテストがあり、TPCソーグラスではキャディたちが17番ホールを回って、この大会ではこの催しがある。こういうイベントがあると僕らが幾分リラックスできるのと同時に、ギャラリーを楽しませることができる」。
時の人、ロリー・マキロイは2球ともにフェアウェイから外れた為、数週間振りにタイトルを逃すこととなった。
3位にはこのイベントでウーストハイゼンと同組でプレーし、今年最後のメジャーに出場する20名のPGAクラブプロの一人でもあるジョハン・コックが入った。コックには、このイベントは大成功だったと評したPGA会長のテッド・ビショップ氏よりマネークリップが贈られた。
「楽しい一日でした」とビショップ氏。「我々がこのイベントで達成したいと思っていたことすべてがうまくいった。我々は選手に優しく、彼らがくつろげるイベントにすること、選手たちの調子を損ねることのないよう負担のかからないように努めました。今日は一日を通してリーダーボードを確認するのが楽しい大会となりました」。
今年のルイビルでのタイトルはウーストハイゼンの手に渡ったわけだが、1952年にビッグスプリングCCで第1回目のドラコン大会が開催されて以来、このドラコン大会で最長記録を保持しているのはメジャー18勝のジャック・ニクラスである。
ニクラスは1963年当時、パーシモンのドライバーと糸巻ボールを使用して341ヤード飛ばしている。