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2019年 WGC HSBCチャンピオンズ
期間:10/31〜11/03 場所:シェシャンインターナショナルGC(中国)

マキロイが上海でWGCハットトリックを達成

プレーオフの末、ザンダー・シャウフェレを下したロリー・マキロイが「WGC HSBCチャンピオンズ」を制覇し、世界ゴルフ選手権3勝目を挙げた。

1打差の首位でシェシャンインターナショナルGCでの最終日を迎えた北アイルランドのマキロイはそのリードを保ったまま、同組でプレーするディフェンディングチャンピオンのシャウフェレを2位に従えて18番ティに立った。

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シャウフェレはバーディフィニッシュにより、マキロイと通算19アンダーで並んで勝負をプレーオフに持ち込んだが、昨季トニー・フィナウをプレーオフで下したときの再現はならなかった。

18番でのプレーオフでは、完璧なティショットを放ったマキロイが2オンに成功し、バーディをお膳立てしたのに対し、ティショットがラフに捕まったシャウフェレはレイアップせざるを得ず、バーディを奪うには至らなかった。

通算17アンダーの3位には、最終組でプレーした南アフリカのルイ・ウーストハイゼンが入った。

この勝利はマキロイにとって、今年ワールドワイドで4勝目。2014年のインビテーショナルと翌年のマッチプレーに続くWGC3勝目を挙げたことで、マキロイは世界ゴルフ選手権の4大会のうち3大会以上を制した選手として、タイガー・ウッズダスティン・ジョンソンの仲間入りを果たした。

また、2016年以来となるヨーロピアンツアー14勝目を挙げたことで、ダレン・クラークの待つ北アイルランド人によるツアー最多勝記録に並んだ。

「ハードワークや自宅で何時間練習したかという観点から言うと、他の人の目に触れない舞台裏の出来事というのはたくさんある」とマキロイ。「でも、それら全てのことは、本当のところ、仕事ではないんだ。それは生活のためにゴルフをプレーするということさ。本当に生活のために仕事をしなければならないとしたら、僕は難儀していただろうね」

「こうしてハードな練習や、やるべきことが報われたのを目の当たりにし、こうした勝利を得られることで、全ての努力が価値あるものになるんだ」

「僕にはドバイであと1試合控えている。できるだけ良い形でシーズンを終えたいと思う。年末までにもう1勝できればと思っていたけど、それを果たすことができたので、2勝できたら素敵だね」

今週は体調不良に悩まされていたシャウフェレだったが、彼は自身が世界最高と目する選手相手に4日間戦い抜いたパフォーマンスを誇りに思っている。

「彼はエリートプレーヤーさ。乗っているときの彼は、ほぼ間違いなく世界最高の選手だと思う。彼により、僕のプレーも引き上げられた。僕はより良い選手となるには何が必要か分かっている」とシャウフェレ。

「僕の勝つ順番も回ってくる。良く寝て、咳の出ない健康な身体になるのを楽しみにしている。ゴルフの大会で勝とうとするより、もっと大切なことだからね」

首位でスタートしたマキロイは、1番で4.5メートルのバーディパットを沈めたウーストハイゼンに並ばれた。2010年の「全英オープン」王者は2番で寄せワンのバーディを奪い、一気にマキロイを抜き去った。

その後、マキロイはバックスピンでピンに絡めた5番でバーディを奪い、首位に並んだ。一方、最終組のもう一人はさらに出入りのあるゴルフを展開した。

シャウフェレは2オンに成功した2番でバーディを奪うと、5番でもスコアを伸ばしたが、6番でボギーをたたいて後退。

26歳はビッグドライブを放った7番で2打目をミスしたが、長いバーディパットをねじ込み首位と1打差とした。8番では、最終組の3人全員がレイアップしながらバーディを奪った。

9番では、シャウフェレが5.4メートルのバーディパットを沈めて一時的に首位タイに浮上したが、ピンそば1.8メートルにつけマキロイもバーディを奪って抜け出した。一方、ティショットを右に外してトラブルに陥ったウーストハイゼンは、このホールをボギーとして後退した。

マキロイは手強いライからのチップショットをピンに当てた14番でスコアを伸ばしてリードを2打に広げたのに対し、ウーストハイゼンは11番をボギーとした後、同じくパー5の14番でバーディを奪った。

シャウフェレは続く15番でピンそば1.5メートルに絡めて1打差に追い上げると、16番ではウーストハイゼンが見事なショットからバーディを奪い、勝負は上がり2ホールで決する展開となった。

マキロイは18番のティショットを池のほとりへ曲げたことでレイアップせざるを得なくなり、このホールで2パットのバーディを奪ったシャウフェレに勝負をプレーオフへ持ち込まれることとなった。

ウーストハイゼンは上がり2ホールをパーとし、2打差の4位タイにはメキシコのアブラム・アンセル、フランスのビクトル・ペレス、オーストリアのマティアス・シュワブが入った。

堂々たる世界ゴルフ選手権デビューを飾ったペレスとシュワブは、そろって最終日に「66」をマークし、アンセルはこの日のスコアを「67」とした。

通算14アンダーの7位にマシュー・フィッツパトリック。2打差の8位にはジェイソン・コクラックパトリック・リードポール・ワーリングが入った。

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