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2018年 KLMオープン
期間:09/13〜09/16 場所:ザ・ダッチ(オランダ)

呉阿順が欧州ツアー3勝目 改良中のスイングに自信

最終ホールでバーディを奪った呉阿順クリス・ウッドを下し、「KLMオープン」を制して欧州ツアー3勝目を挙げた。

首位のウッドを1打差で追う状況でザ・ダッチでの最終日を迎えた中国の呉は、一日の大半を追う立場でプレーするも、14番と15番で連続バーディを奪い、通算15アンダーとして首位を捉えた。

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パー5の最終18番では呉が見事な2打目からバーディを奪って「67」としたことに対し、ウッドはこのホールをパーとしたことで勝負が決し、呉が2016年の「ライオネスオープン」以来となる欧州ツアー制覇を遂げた。

この日「69」をマークしたイングランドのウッドは単独2位で大会を終え、さらに1打差の通算13アンダー3位タイにはベルギーのトーマス・デトリー、日本の谷原秀人、そしてメジャー3勝のパドレイグ・ハリントンが入った。

ツアー3勝目を飾ったことで欧州ツアーにおいて最も成功した中国人選手となった呉は、この勝利により来季のシード権を確定させた。

「今週は信じられないものでした。きょうはとてもハッピーです。みなさんありがとうございます」と呉。

「今週は天気も素晴らしく、たくさんの良いゴルフが見られましたし、私はこのゴルフコースが大好きです。私は今年の始めにスイングを変えたばかりですが、正しい方向に進んでいると信じています。私とコーチはこれまで懸命に取り組んできましたし、彼はチェコやデンマークに飛んできてくれましたので、私のゴルフはどんどんよくなりました。先週トップ10入りでき、今週勝てた理由はそこにありますね」。

ウッドがバンカーに捕まった1番でボギーを叩いたことで4人が首位を分け合う展開となると、その直後の2番で呉がバーディを奪って単独首位に抜け出した。

しかし、最終日を首位で迎えたウッドも2打目を1.5mにつけた2番でバウンスバックのバーディを奪って首位に並んだ。

その後、パー3の4番ではティショットをピンそば4.5mにつけた呉がバーディを奪って再び単独首位に立った。

しかし、パー5の6番ではウッドがバーディを奪って応戦し、7番でティショットを深いラフに入れた呉がこのホールをボギーとしたことで、ウッドが再び首位に立つ展開となった。

ウッドは10番で3mのバーディパット沈めると、11番でも3mのスライスラインを読み切ってリードを広げるも、ウォーターハザードに捕まった12番でダブルボギーを叩き、リードを1打に減らした。

13番ではスピンバックでタップイン圏内につけたウッドがバーディを奪ってリードを広げるも、14番のティショットをピンに絡めた呉が続く15番でもバーディを奪って首位に並んだ。

すると、パー5の最終ホールでは、呉が目を見張る2打目でグリーンを捉えてバーディをお膳立てしたのに対し、ウッドはこのホールを3パットのパーとしたことで、33歳の呉にタイトルが転がり込んだ。

土曜にコースレコードタイの「63」をマークしたデトリーは、この日も好調を維持し、9番でボギーを叩くも、3番、6番、11番、15番、17番、そして最終ホールでバーディを奪った。

同じく第3ラウンドで「63」をたたき出した谷原は、4番でボギーを叩くも6番でバーディを奪い、その後9ホールを連続パーとした後、16番と18番でバーディを奪ってスコアを伸ばした。

2番でボギーを叩いたハリントンは、その後4番と7番とバーディを奪うと、9番でボギーを叩いてハーフターンした。後半に入り、ハリントンは10番と11番をバーディ、ボギーとすると、15番と18番でバーディを奪った。

通算12アンダーの6位タイには、ともに最終日を1ボギーに留める「65」でラウンドしたデンマークのソレン・ケルドセンとイングランドのエディ・ペパレル、そして「66」をマークしたウェールズのブラッドリー・ドレッジと、「69」をマークしたスコットランドのデビッド・ドライスデールが入った。

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