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強風にも屈せず A.キロスがシチリアで首位を堅持

「ロッコフォルテオープン」はタフなコンディションとなった3日目を終え、アルバロ・キロスが5打差の首位に立ってヨーロピアンツアーのシード権再取得へ一歩近づく展開となった。

ヨーロピアンツアー6勝のキロスは、2011年の「ドバイ世界選手権」優勝で得たシード権が昨年で切れ、Qスクールでも成績が振るわず、今季はシード権を喪失している。

一時は公式世界ゴルフランキングを21位まで上げながらも現在は703位とし、2017年はチャレンジツアーでのプレーに専念していたキロスだったが、ベルドゥラGCで70を切った選手が一人しか出なかった大会3日目を「70」でラウンドし、通算16アンダーとしてツアー7勝目へ王手をかけた。

2位には3日目を「72」でラウンドした南アフリカのザンデル・ロンバルドがつけており、通算10アンダーの3位タイには地元イタリアのレナート・パラトーレとスペインのペップ・アングレスがつけている。

バーディ祭りとなった大会初日と2日目に「63」と「64」をマークしたキロスは2打差の首位で3日目を迎えたが、この日はそれまでと打って変わって風が強まり、アンダーパーでラウンドした選手は7人のみと、難コンディションが牙を剥いた。

「今日はゴルフをするには最悪の日だった。ティショットは通常よりもばらつきがあったけれど、これまで同じプレーの仕方を保って最終ホールまで戦い続けたし、パットはこれまで通り良い感じだった」とキロス。

「今日は、狂ったように風が強く吹いていたし、その強風でグリーンでは絶えず感覚が変わっていたので、パットをするのが本当に難しかった。今の自分の位置には満足している」。

「ゴルフはとても難しいゲームだ。一歩先には何があるのか分からないから。今週、僕はついているね。これまで、アンプレアブルだったボールは1打もなかったけれど、こういう風の強いコンディションでそれはとてもラッキーといえる。このゴルフを続けることができ、パットも今の感じを維持できれば、最後に勝つチャンスをつかみ取ることができるね」。

金曜のラウンドの上がり4ホールで立て続けに長いバーディパットを決めたキロスは、この日も早速その距離感を見せ、1番で5.4メートルのバーディパットをねじ込んで通算16アンダーとした。

飛ばし屋のロンベルドがパー5の2番でバーディを奪いながらも、続く3番でボギーを叩くなか、キロスのフロントナインは出入りの激しい内容となった。

キロスは強風で難度が高くなった3番の2打目を右に曲げてボギーを叩くも、続く4番でバーディを奪い、マイケル・ホーイが同ホールをボギーとしたことで、後続との差を4ストロークに広げた。

しかし、そのリードも長続きはせず、キロスはグリーンを外し、チップショットで寄せ切れなかったパー3の5番、そして2打目をミスした6番で連続ボギーを叩いた。

一方、ロンベルドは7番で4.5メートルのバーディパットを決めると、パー5の9番では2番ホールのフェアウェイから打った2打目をピン側2.4メートルに寄せてイーグルを奪い、一気に首位の座を奪った。

対するキロスはその9番でバーディを奪い、この2人が首位で並んでハーフターンする展開となった。

すると、10番でボギーを叩いて調子の狂ったロンベルドが11番で3パットのボギーを叩き、12番では薮に打ち込んで3連続ボギーを喫した。

キロスはそれを尻目にパー5の12番でバーディを奪い、再び4打差の首位に立つと、ロンベルドが3.6メートルのバーディパットを決めて食い下がった14番で同じくバーディを奪ってその差を維持した。

キロスはティショットをバンカーに入れた15番でボギーを叩くも、ロンベルドがティショットを海岸に打ち込んだ最終ホールでダブルボギーを叩いたのに対し、自身は最終ホールで寄せワンのパーをセーブし、リードを5打差に広げることに成功した。

最終ホールのティショットをバンカーに入れたキロスは、2打目でグリーンをオーバーするも、ギャラリー通路からのチップショットを1.5メートルに寄せて見事なパーに繋げたのである。

周囲の選手が強い風に手を焼くなか「32」でハーフターンしたアングレスは、10番でダブルボギーを叩くと、11番から3連続バーディを奪うも、15番と18番でボギーを叩いた。

初日の4ホールを終えた時点で3オーバーだったパラトーレは、4バーディ、1ボギーの「70」で3日目をラウンドし、引き続き見事な盛り返しを見せた。

通算9アンダーには北アイルランドのホーイ、イングランドのデービッド・ホーシーリー・スラッテリー、スウェーデンのヨハン・カールソン、フランスのラファエル・ジャクラン、そしてポルトガルのジョゼ・フィリペ・リマがつけており、このなかではスラッテリーが唯一3日目をアンダーパーでラウンドした。

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