ヘンリック・ステンソン 地元での成功を胸に期す
2016年 ノルデアマスターズ
期間:06/02〜06/05 場所:ブロホーフスロットGC(スウェーデン)
ストックホルムでの快挙達成を狙うウェストウッド
大会3勝のリー・ウェストウッドは、ブロホーフスロットGCで「ノルデアマスターズ」での新たな歴史的快挙の達成に意欲を燃やしている。
この大会で目覚ましい記録を残してきたイングランドのウェストウッドは、過去8回の出場で、1996年、2000年、そして2012年に栄冠に輝いたほか、2位1回にトップ20入り3回と、抜群の相性を誇る。
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もし、ウェストウッドが2012年大会を5打差で制した際の開催コースであるブロホーフスロットGCで再び勝利を挙げることになれば、大会史上初めて4勝を記録した選手となる。
初めの2ラウンドをヘンリック・ステンソンと同組でプレーするウェストウッドは、「とにかくここでは良いプレーができるみたいだね」と述べた。
「最後にヨーロッパの地で勝った大会がここだったし、欧州ツアー初勝利もこの大会だったから、僕にとってはいつだって良い大会なんだ」
「大会3勝は幾つかあるけれど、これまで同じ大会で4勝したことはないから、今週新たな歴史を作ることができればいいね」。
「前回(2012年)は遅れて会場入りし、プロアマで練習ラウンドを1回しただけだったのを覚えているよ」。
「初日にいきなり好スコアが出たんだ。たしか「64」だったかな。その勢いを保って最後は4打差か5打差で勝つことができたんだ」。
ウェストウッドの「ノルデアマスターズ」における輝かしい戦績は、20年前のロホヤでの勝利で幕が開けた。
1996年の思い出について問われた43歳のウェストウッドは、「プレーオフ2ホール目で、グリーンのフロントエッジから素晴らしいパットを決め、グリーンを走って横切り、キャディのスコッチーにハイファイブをしたのを覚えているよ。ラッセル・クライドンは僕のことをそこまで良く思わなかっただろうけどね」と述べた。
「ちゃんと覚えているのはそれだけだね。その他の記憶は模糊としているな」。
前述の通り、初めの2日間を地元のヒーローであるステンソンとプレーすることになった43歳のウェストウッドは、この大会で3勝を挙げている同じ英国出身のコリン・モンゴメリーの記録を塗り替えることに自信を覗かせている。
4月の「マスターズ」で2位にタイに入った彼は、その後、「アイルランドオープンbyロリーファウンデーション」でトップ10入りを果たすと、先週の「BMW PGA選手権」はトップ15入りと、目下好調の波に乗っている。
「ショットはいい感じだけど、もう少しパットを決めることができれば、と思っている」とウェストウッド。
「とは言え、ティからグリーンにかけては良いプレーができているし、チッピングもここのところすばらしいので、後は全てが噛み合うのを待っているところで、今週そうなってくれるとすばらしいね」
「成績が示している通り、正しい方向に向かっていると思うから、多くを変える必要はないんだ。大事なのは自分のゴルフをエンジョイし続けることで、今はそれができているんだよ」。