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ラポルタが単独首位に浮上

「ハッサンIIトロフィー」は、タフなロイヤルゴルフ ダール・エス・サラムのレッドコースでの2日目を「70」でラウンドしたフランチェスコ・ラポルタが、1打差の首位で週末のラウンドを迎える展開となった。

初日を4アンダーの「68」でラウンドしたイタリア人ルーキーは、首位タイから2日目をスタートすると、連日の見事なラウンドで集団を抜け出した。豪州のジェイソン・スクライブナー、スペインのボルハ・ビルトアストゥディージョ、韓国の王情訓に1打差をつけて単独首位に立った。

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昨年11月のQスクールで15位に入って今季ヨーロピアンツアーのシード権を獲得したラポルタだったが、今季はこれまで6度の大会出場で予選通過はわずか1回にとどまっており、先週はチャレンジツアーの「マドリッドチャレンジ」に出場していた。

そのマドリッドの大会で4位タイに入った25歳のラポルタは、初日のラウンドが自信につながったことを認め、その勢いを金曜のプレーでも持続することとなった。

午前中にラウンドしたビルトアストゥディージョが通算5アンダーとしてクラブハウスリーダーとなったが、ラポルタは10番と12番でバーディを奪って、すぐに主導権を握ることに成功した。その後、13番でボギー、14番ではダブルボギーを叩いたが、続く4ホールで3つのバーディを奪い、前半を「35」とし、再び首位の座を手にして後半へ折り返した。

ラポルタは2番でもバーディを奪ってその差を2ストロークに広げたが、その後はバーディチャンスを逸するなど5連続パーとし、8番のボギーで通算6アンダーに後退した。

「週末は白熱した展開になるでしょう」とラポルタ。

「ヨーロピアンツアーでは、この順位で週末のラウンドに進んだことがありませんので、とにかくエンジョイして自分のベストを尽くすのみです」

「すばらしい経験になるでしょうし、とても楽しみにしています」

「とてもソリッドなパフォーマンスでしたし、プレーをエンジョイしました」

ビルトアストゥディージョは14番と15番で連続バーディを奪ってリーダーボードのトップに躍り出たが、1番と3番でボギーを叩いて振り出しに戻った。その後、5番で長いバーディパットをねじ込むバウンスバックを見せると、7番でもバーディを奪い、この日のスコアを「70」とした。

ヨーロピアンツアー初優勝を狙うスクライブナーは2日目を3バーディ、2ボギーの「71」でラウンド。なお、現在トップ10圏内につけるツアー優勝経験者は2人のみである。

前半を「34」とした王は、11番でモンスター級の長いバーディパットを決めて勢いに乗ると、続く4ホールで3つのバーディを奪い、上がり2ホールをボギー、バーディとして2日目を「68」でラウンドした。

通算4アンダーには米国のダニエル・イム、アイルランドのピーター・ローリー、南アフリカのザンダー・ロンバードがつける。イングランドのガリー・キングとフランスのアドリアン・サディアが1打差でこれを追っている。

2008年の「スペインオープン」王者であるローリーは、ここ数シーズンはベストの状態から遠ざかっていただけに、5バーディを含む「69」は復活へ向け励みとなるスコアになった。

4バーディのイムも2日目を「69」とした。一方、ロンバードは一時通算7アンダーまでスコアを伸ばしたが、上がり3ホールで3つスコアを落とし、この日のスコアを「70」とした。

サディアは出だしの10番でいきなりイーグルを奪ったが、その後はペースを上げることができず、「72」でこの日をラウンド。キングは4バーディ、2ボギーの「70」で2日目をラウンドした。

通算2アンダーにはクリスチアン・ベザイデンホウト、ナチョ・エルビラスコット・ヘンリー、ジョゼフィリペ・リマ、クリストファー・ミューク、ジャック・シニア、ジョシュア・ホワイトがつけており、わずかに24選手がアンダーパーで週末を迎えることとなった。

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