舞台はタイ 片山晋呉、藤田寛之、川村昌弘が参戦
2016年 トゥルータイランドクラシック
期間:03/10〜03/13 場所:ブラックマウンテンGC(タイ)
母国タイでの飛翔を目指すアフィバーンラト
今週、欧州ツアーは戦いの舞台を再びアジアへと戻し、第2回「トゥルータイランドクラシック」が開催されるなか、地元タイ出身で実力者のキラデク・アフィバーンラトは同大会にて2016年シーズンに弾みをつけたいと思っている。
今年のバレンタインデーにパートナーのトゥンヤトーン・チャイヤラットさんと結婚した26歳のアフィバーンラトは、挙式の際、タイのシンハ公園上空を熱気球で飛ぶパフォーマンスを敢行したのだが、ここ最近は復調気味とあって、彼自身も熱気球同様の飛翔を遂げたいと願っている。
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「ユーラシアカップ」で負った首の怪我によりシーズン序盤の成績に影響が出てしまったアフィバーンラトだったが、今ではその怪我も癒え、フィットネスは完全な状態に仕上がっているとあって、彼は「深センインターナショナル」と「ポール・ローリー・マッチプレー」を制して欧州ツアーでシーズン2勝を飾った昨年の高みを再び目指している。
1年前にアフィバーンラトはこの大会を4位タイで終えているが、その際彼は、今では欧州ツアープロパティーの一員となったブラックマウンテンGCで初めの2日間を連日「67」、そして週末の2日間を共に「70」でラウンドしている。
米国からフアヒンへの長い旅路を経ることになるアフィバーンラト。先週開催の「WGCキャデラック選手権」に出場した彼は、2日目と3日目をアンダーパーの「71」で回るもの、風にさらされたドラールの最終日は「79」と崩れ、49位タイで大会を後にしている。
昨年11月にアジアで開催された「BMWマスターズ」を制覇したスウェーデンのクリストファー・ブロバーグ、そしてその翌月の「オーストリアPGA選手権」で母国優勝を飾って欧州ツアー初制覇を遂げたネーサン・ホルマンの2人もマイアミからタイを目指すことになる。
昨年、ブラックマウンテンGCでの第1回大会を制した豪州のアンドリュー・ドット、そしてそのドットに1打差で敗れたタイで最も成功を収めた選手であるトンチャイ・ジェイディーと、こちらもマイアミからのフライトを経て大会に出場するスコット・ヘンドの2人もフィールドに名を連ねている
「WGCキャデラック選手権」は体調不良により欠場を余儀なくされたジェイディー。彼は今大会で欧州ツアー8勝目を狙っており、アジアの地では2009年の「バランタイン選手権」以来の勝利を目指している。ジェイディーは直近の3勝をいずれも欧州の地で挙げており、最近は昨年ドイツで開催された「ポルシェヨーロピアンオープン」を制している。