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「まだ終わっていない」 エルス、パター復調で“証明”示す

驚異的なパッティングの復調に伴い、アーニー・エルスは世界最大のゴルフトーナメントでも十分に覇を競えるだけの力があるとの確信を新たにした。

メジャー4勝のエルスは、先週のカタールで1.5メートル以内のパットを全て沈めたというスタッツを盾に、相性の良いエミレーツGC再訪を果たすことになる。

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これまで彼がパットの不調に悩まされていただけに、もしそれだけでは物足りないのであれば、こんな事実もある。彼はこれまで今大会で3勝を挙げており、マジリスコースでの52ラウンドでは通算172アンダーを記録しているのである。

「これでさえ控え目な言い方かもしれないけれど、グリーンでひどい有り様だったところから、先週は1.5メートルを100パーセントの確立で決めたんだ。僕はこういう進歩を求めていたんだ」とエルス。1994年にこの地でヨーロピアンツアー初優勝を飾った彼は、その後2002年と2005年にもこの大会を制している。

「しっくりと感じられるようになってきたんだ。自分のゴルフには、まだいくつか改善しなければならない部分はあるのだけど、グリーン上で取り組んでいることは奏功しつつあり、それが僕にとってはとてもうれしいんだ。長いこと、僕は神経過敏になっていたんだ。これまでも悪い年はあったけれど、恐らく昨年は最悪の年だったね。全ての原因はグリーンにあり、それで頭がいっぱいになったんだ」。

「つまり、パットが入らなければゴルフは上手く行かないからね。そうなったら、他の仕事を探す方がましなんだ。だから、僕もしばらくはそんなことを考えていたんだ!」

「多くの友人や父親にはセットアップを抜本的に変えた方が良いと言われたんだ。左手を下にして(クロスハンドで)握るのを試したらどうか、とか、そういう具合だったのだけど、僕は、いやいや、ちょっと待ってくれ、という感じだった。でも、僕は『南アフリカオープン』でも相変わらず50センチそこそこのパットを外していた」。

「それで、試すだけ試してみようと思い、大会2日目から(セットアップを)変えてみたら、少しばかり安定感が増したように感じ始めてね。今では至って正常な感じになってきた。これが必要とされていた変化だったら、と思っているよ」。

調子が上向きに転じた46歳は、今年の展望に胸を躍らせている。

「今年は楽しみだね」と続けたエルス。「オークモントでの『全米オープン』、(ロイヤル)トゥルーン(での『全英オープン』)、そしてバルタスロールでの『全米プロゴルフ選手権』と、すばらしいコースでのメジャーが待っている。最高のトーナメントが控えているんだ。今年はできる限り評判を呼ぶことができればと思っているんだ」。

「まだ、自分自身に何かを証明したいと思っている。良いプレーができれば、その気持ちも失われないんだ。何かを自分のために証明すべきなんだ。どの世代であれ、僕は同年代のゴルファーと変わらないと思う。(ボビー)ロックに始まり、ピーター・トムソンからゲーリー・プレーヤーアーノルド・パーマージャック・ニクラス、そしてセベやノーマンも(僕の年齢の頃は)そうだった。僕らはともて似通っているんだ。死ぬまでプレーしたいし、心の中ではまだ終わっていないと思っているんだ。そう、僕はまだ終わっちゃいないんだよ」。

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