地元勢の主役は18歳アマ キンハルトが首位発進
2015年 ノルデアマスターズ
期間:06/04〜06/07 場所:PGAスウェーデンナショナル(スウェーデン)
マルメで首位タイに立ったキンハルト
スウェーデンのアマチュア、マーカス・キンハルトが「ノルデアマスターズ」初日を「67」でラウンドし、首位タイに立った。
18歳のキンハルトは5アンダーとして、同胞のイェンス・ダントープとイングランドのクリス・ペイズリーと並んでリーダーボードの最上位にその名を連ねた。
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早い時間にラウンドした地元のダントープは、出だしの10番でボギーを叩くも、その後は1イーグル、4バーディと盛り返し、暫定首位に立った。
前半を「36」で折り返したキンハルトは、パー5の最終ホールでバーディを奪うなど、後半に入ると5つのバーディを奪い、終盤に力強いパフォーマンスを披露してラウンドを終えた。その直後にペイズリーが6バーディ、1ボギーとしてこの日のラウンドを終えた。
名高い「ライサムトロフィー」を最近制したキンハルトは、目覚ましいスタートが切れたのはパッティングの進歩のおかげだと述べた。
「欧州ツアーの大会、そしてスウェーデンでプレーできるのは特別なことです」
「このスコアは水際立ったパッティングのおかげです。ティからグリーンにかけて良いプレーができましたが、それに輪をかけてバーディパットやパーパットがよく決まりました。パターが冴えわたっていましたね」
「そこまで期待していたわけではないんです。良い1週間を送って、経験が得られればと思っていました。今のところは快調ですね」
「自分のゴルフはいい感じです。ティからグリーンにかけて、とても堅調ですし、遂にパットが決まり始めました。良い組み合わせですね」
「アマチュアとプロのランクにそこまで違いがあるわけではありません。コース設定も僕らがプレーしている環境と同じような感じです。ここでのプレーにはそこまで違いを感じません。このままバーディを奪い続けたいですし、フェアウェイやグリーンをとらえ続けたいですね」
2013年にシード権を失い、昨季はチャレンジツアーでプレーしたペイズリーは、復調の手応えに喜びを見せた。
「もちろん、とてもハッピーさ」とペイズリー。「ここのところ良いプレーはできていたのだけど、うまくまとめられないラウンドがあったり、いくつか間抜けなボギーを叩いたりすることがあったんだ。今日はいくつかパットが決まったし、このスタートには大満足さ」。
「このレベルでは、この差はないに等しい。毎週、大勢のすばらしい選手たちがプレーしているから、毎週良いプレーをしているからといって、パットが決め切れなかったり、何度か過ちを犯したりしていると、誰かに打ち負かされることになる。今日はロングゲームに関してはこれまでと同じことをしていたのだけど、いくつか大事なパットを沈めてスコアの悪いホールをなくすことができたんだ」
「もう大分前から自信はついてきているし、自分のゴルフはこのところいい感じなんだ。去年と一昨年はそれぞれタフな1年だったから、自信を取り戻すのに時間がかかった。時間とともに調子は上向きになってきた。1年がかりでここまで自信を高めてきたんだよ」
「6メートルのパットを2つ沈めたけれど、これは長いこと達成していなかったし、OBやウォーターハザードも避けることができた」
「この土地は大好きさ。ゴルフコースはすばらしいし、さっき僕とキャディが口をそろえて言っていたのは、午後になってもグリーンのコンディションが良かったことについてなんだ。通常、午後になると時間の経過とともにグリーンはデコボコしてくるものなんだけれど、ここのグリーンはずっと良いコンディションを保っていた。会場全体がすばらしいよ」
イングランドのリー・スラッテリーとドイツのマキシミリアン・キーファーは、9人の選手が並ぶ首位から1打差の4アンダーで初日を終えた。
一方、地元で一番人気のヘンリック・ステンソンは初日を「70」でラウンドし、首位から3打差につけている。2014年「ライダーカップ」のチームメイトであるトーマス・ビヨーンとスティーブン・ギャラハーは1アンダーで初日を終えた。