【動画】メイバンク・マレーシアオープン2日目ハイライト
2015年 メイバンク・マレーシアオープン
期間:02/05〜02/08 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
ウェストウッドとカニサレスが一気に抜け出す展開に
「メイバンクマレーシアオープン」は大会の折り返しを迎え、前回王者であり、かつての世界ナンバーワンであるリー・ウェストウッドがアレハンドロ・カニサレスと並んで首位に立ち、タイトル防衛に向けて邁進する展開となった。
昨年、この大会で7打差をつけて勝利を飾り、今大会初日は「66」でラウンドして、「ライダーカップ」でチーメイトだったグレーム・マクドウェルと並んで首位に立ったウェストウッドは、2日目の前半を「35」でラウンドするも、後半で4つのバーディを奪って暫定首位に立ち、一気に勝利へ突き進む気概を見せた。
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イングランド出身の41歳は2日目を「67」でラウンドし、通算11アンダーとするも、スペインのカニサレスも好パフォーマンスを披露。今週ここまでのベストスコアとなる「65」で2日目をラウンドし、首位の座を分け合う格好となった。
前半は2バーディを奪いながらも、ロングホールの5番でボギーを叩いたウェストウッドは、1アンダーでこの日の折り返しを迎えたのだが、ロングホールの10番ではガードバンカーからの寄せワンでバーディを奪うと、13番では4メートルのバーディパットを決めた。続く14番、15番で立て続けにバーディチャンスを外した後の16番では、バックスピンの利いた2打目をピン側2メートルにつけてバーディを奪った。
6メートルのパットを決めて2日連続で最終ホールをバーディで締めくくったウェストウッドは一時、3打差の単独首位に立つも、カニサレスは15番で6メートル、そして続く16番では2メートルのバーディパット決めると、パー5の18番でもバーディを奪ってウェストウッドに並んだ。
「今日も良い感じでプレーできた」とウェストウッド。「また、とてもソリッドだったし、確か今日一日で打った駄目なショットは5番ホールのフェアウェイ真ん中から打ったあの1打だけだったはずだよ。5番アイアンでグリーンを狙いに行って、右へ曲げて池へ落としてしまったんだ」
「それ以外はとても良かったし、気持ち良くゴルフができたね。うまくフェアウェイを捕らえられたし、いいアイアンショットもあり、パットも決まった。上がり3ホールで2つのバーディを奪って、1打差から3打差の首位にできたのが良かった」
昨年、モロッコでヨーロピアンツアー参戦8年目にして初優勝を飾ったカニサレスは、今季は既にアブダビで12位、そしてカタールでは8位と好成績を収めている。
「とても楽しかったし、良いプレーができた」と32歳のカニサレス。「ティショットはそこまで良くなかったけれど、パットがとても良かったんだ」
「ミスショットをした後も素晴らしいパーセーブがあったし、全体的には満足しているよ。週末が待ち切れないね。とても楽しくなるはずだから」
「最高の位置につけているし、これ以上は望めないよ。このまま行けたらいいね」
首位の2人は、2日目を「66」でラウンドしたオーストリアのベルント・ウィスベルガーに3打差をつけている。
ヨーロピアンツアー2勝のウィスベルガーは、デザート・スイング3戦で6位タイ、3位、そして4位タイの成績を残し、自身初となる公式世界ゴルフランキングのトップ50入りを果たしている。
「全てが上手く行って、良いプレーができ、何でも自分の方に物事が好転する時というのはあるもので、これが長続きすればと思っているよ」とウィスベルガー。
アイルランドのピーター・ローリーとイングランドのポール・ワーリングが通算7アンダーで4位タイにつけており、マクドウェルはさらに2打後方の8位で週末を迎えることとなった。