2015年初戦が開幕 エルス、シュワルツェルらメジャー覇者がエントリー
2015年 南アフリカオープン選手権
期間:01/08〜01/11 場所:グレンダワーGC(南アフリカ)
南アフリカのヒーローたちが地元に集う
お屠蘇気分も醒めゆく中、今週開催される「南アフリカオープン選手権」では67人の地元選手がグレンダワーGCへ集結し、力強い戦いを繰り広げることになる。
1992年の初優勝を皮切りに今大会で5度の優勝を誇るアーニー・エルスが、ヨハネスブルグの北東に位置するコースで多くのギャラリーを引き連れることは間違いない。このナショナルオープンでは未勝利のメジャー王者チャール・シュワルツェルも、出場が決まっている。
<< 下に続く >>
エルス同様にこの大会での優勝経験を持つ南アフリカ勢のレティーフ・グーセン(1995年と2005年)、ジェームズ・キングストン(2007年)、リチャード・スターン(2008年)がさらなるトロフィー獲得を狙う。欧州ツアーでの優勝経験を持つブランデン・グレースやジョージ・クッツェーらも、この母国の大会での初優勝を虎視眈々と狙っている。
前回王者のモルテン・オラム・マドセンは、前回ジェブ・クルーガーとヘニー・オットーの南アフリカ勢コンビに2打差をつけて優勝を飾った際の調子を取り戻すべく、今大会に臨むことになる。オットーは2011年にこの大会を制している。
13カ月前、欧州ツアーでは1シーズンと28大会の出場経験しかなかったマドセンは、この大会で勝利してツアー初優勝を遂げ、この世界最古のゴルフ選手権で優勝を遂げた3人目の欧州大陸出身の選手となった。
今週は下部からの昇格を果たした選手たちにとっても躍進を遂げる上で絶好の機会となる。サム・ハッツビー、ジョルディ・ガルシア・ピント、ジェイソン・パーマー、そして地元出身のジェイク・ルースといったチャレンジツアーからの昇格組が、アフリカ大陸の先端でティアップすることになる。
昨年のQスクールファイナルステージを勝ち上がり、「レース・トゥ・ドバイ」を舞台に競うエリート選手の仲間入りを果たした21人の選手たちも、今大会の出場者リストに名を連ねる。マシュー・フィッツパトリックやレナート・パラトーレといった面々が、欧州ツアーでの幸先良いスタートを目指している。
南アフリカオープンは1997年以来、欧州ツアーとサンシャインツアーの共催大会となっており、この間、12人の地元選手が栄冠に輝いている。