シュワルツェルが地元南アフリカで大会3連続に挑む
2014年 アルフレッド・ダンヒル選手権
期間:12/11〜12/14 場所:レオパルドクリークCC(南アフリカ)
レオパルドクリークCCでの3連覇を目指すシュワルツェル
かつての「マスターズ」王者であるチャール・シュワルツェルは、今週、「アルフレッド・ダンヒル選手権」での3連覇を目指し、息を呑む景観のレオパルドクリークCCでティアップすることになる。
地元で人気のシュワルツェルは2013年に同大会で12打差の圧倒的な勝利を飾ると、その翌年はリチャード・フィンチに4打差をつけて優勝を果たし、2005年にこの大会でヨーロピアンツアー初勝利を果たして以来、レパードクリークでは4回目の栄冠に輝いた。
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シュワルツェルは先週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」で14位タイに入っており、「レース・トゥ・ドバイ」の2015年シーズン第2戦であり、今年最後の大会となる今大会でその調子を更に高めて行きたいと考えている。
彼の同胞であり、同じくメジャー優勝経験のあるルイ・ウーストハイゼンもまた、野生動物が歩き回ることで有名なレオパルドクリークCCにやってくるスター選手の一人である。
有名なクルーガー国立公園から程近く、クロコダイル川の畔にあるこのマラレーンの独特なコースでは、ワニ、カバ、アンテロープ、水牛、そしてゾウを見かけることも珍しくない。
野生動物好きで知られる2010年の「全英オープン」王者のウーストハイゼンは、先週のゲーリー・プレーヤーCCでの大会で7位タイに入っており、今週は「アルフレッド・ダンヒル選手権」での初優勝を狙っている。
今年の「アルフレッド・ダンヒル選手権」はQスクールやチャレンジツアーからの昇格を果たした選手の出場できる2015年シーズン最初の大会となっており、彼らにとってはゴルフ界の最高峰で気概を示す格好の場となる。
今週、南アフリカにはスペインのPGAカタルーニャ・リゾートで6ラウンドにわたって行われたQスクール・ファイナルでヨーロピアンツアーの出場権を勝ち取った21人の選手が集結するほか、チャレンジツアーからの昇格を果たした15選手のうちの11選手が大会に出場することになる。
この昇格組には多くの経験豊富なプロ選手が含まれるが、中にはファイナルステージで3位に入ったイタリアの新星レナート・パラトーレや、チャレンジツアーのランキングで昇格を果たしたジェローム・ランド・カサノバといったフレッシュな面々もヨーロピアンツアーでのキャリアを力強くスタートさせるべく息巻いている。
11月にジローナにて、若干17歳という史上3番目の若さでヨーロピアンツアーのシード権を手にしたパラトーレは、「ジュニア・ライダーカップ」に2度出場し、ユース・オリンピックでは金メダルに輝いた経験を持っており、欧州ゴルフ界のトップカテゴリーで成功を収めることにより、同胞にして良き師でもあるマッテオ・マナッセロの足跡を辿りたいと考えている。
また、先週の「ネッドバンクゴルフチャレンジ」を制し、サンシティでヨーロピアンツアー2勝目を挙げることにより2015年の「レース・トゥ・ドバイ」で序盤のリーダーに躍り出たイングランドのダニー・ウィレットも今週のレパードクリークに顔を揃え、2週連続でゲーリー・プレーヤーの手がけたコースにティアップすることになる。
「アルフレッド・ダンヒル選手権」は2015年シーズンの「レース・トゥ・ドバイ」におけるヨーロピアンツアー47大会のうちの2つ目の大会であり、今季南アフリカで開催される6大会中2つ目の大会となる。