今週、昨年に続き中国にて開催される「BMWマスターズ」にてファイナルシリーズが幕を開けるなか、トーマス・ビヨーンはこの賞金総額700万米ドルの大会がヨーロピアンツアーと最も結びつきの強い2つのパートナーを一体化させると確信している。

先月開催された2014年「ライダーカップ」で欧州代表の勝利に貢献して以来の大会復帰となるデンマークのビヨーンは、上海のレイクマラーレンGCを皮切りに始まるシーズン最終盤の高額賞金の懸かった4連戦で好成績を上げるのが待ち切れない様子だ。

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「BMWはヨーロピアンツアーと最も結束の強いパートナーの一つであり、中国はツアーのスケジュールのなかでその存在感がどんどん高まって来ている」とビヨーン。「ゴルフはこの地でもの凄い進歩を遂げたし、それを目の当たりにするのは素晴らしい。素敵なコースが幾つもあり、我々はここで常に手厚いもてなしと温かい歓迎を受けるんだ。もう何年も中国へは来ているけど、今となっては我が家のように感じる」。

「BMWからのサポートを受けられるのは幸運だ。彼らがスポンサーとなる大会は何れも質の高いものとなるのは知っているからね」。

「これから4週間は素晴らしい4つの大会で高額賞金と多くの世界ランキングのポイントが獲得できるとあって、とてもエキサイティングなものになるだろう。僕らは多くの大会に出場し、長いシーズンを戦ってきたけれど、結局はこの為にプレーをしているのだ。良いプレーをしてトロフィーを獲得することができたらいいね」。

「ライダーカップ」で欧州代表としてプレーしたチームメイトではビヨーンの他に6人の選手が上海に集結しており、グレンイーグルスで欧州代表の勝利を確定させるポイントを獲得したウェールズのジェイミー・ドナルドソンもその一人だ。

「『ライダーカップ』は信じ難い体験だったし、あそこで味わった感触はその後2週間ほどは確実に自分の体の中に残っていたのだけど、今はヨーロピアンツアーの通常のストロークプレーの大会に戻るのが待ち切れないし、これまで素晴らしいものとなっている今シーズンを更なる高みへ持って行きたいと思っているよ」とドナルドソン。

「これから、もの凄い分け前のある4つのでっかい大会が控えている。これから数週間、確実にしっかりとしたパフォーマンスを示せるよう、家で練習に勤しんできたんだ」。

ビヨーンとドナルドソンは、地元中国の有力選手である呉阿順と19歳の李昊桐（リー・ハオトン）と共にニアピン大会に出場した。

彼らは、今大会に招待された14名の中国人選手のうちの2人であり、2週間前に「中国マスターズ」を制した李はこの機会を最大限に活用しようと息巻いている。

「この大きな大会でプレーするのは3度目です」と李。「これは中国の若手選手にとって貴重な学習経験ですし、素晴らしい機会です。この機会を下さったことに感謝していますし、中国のファンのためにも全力を尽くしますよ」。

「ここは私のホームコースですので、このコースには精通しています。2週間前は良いプレーができましたので、その好調が維持できるといいですね。それに、17番でホールインワンを達成して、あの素敵な車を勝ち取ることができればと思っています」。

更に呉は、「ここに来られたことに感謝しています。今週は中国のトッププレーヤーたちが出そろいましたし、我々は準備万端整っていますよ。我々にとって素晴らしいわくわくする1週間になるでしょう」と加えた。

「2年前、私はここでホールインワンを達成したのですが、残念ながらそれはあの素敵な賞品の懸かったホールではありませんでした。BMW i8は誰もが夢見る最高の賞品だと思います。今年はつきに恵まれるといいですね」。

BMWグループ中国地区の会長であり最高経営責任者でもあるカルステン・エンゲル氏は、「今週は『BMWマスターズ』に力強い実力者たちが出そろい、上海には『ライダーカップ』で大勝利を挙げた欧州代表チームのメンバーも来ています」と述べた。

「全ての選手がヨーロピアンツアーにおける『レース・トゥ・ドバイ』のファイナルシリーズでの好位置を狙うとあって、エキサイティングな1週間になるでしょう。2014年は中国の暦では馬の年ですので（中国でも今年の干支は午である）、出場する78人の選手全員に多くの馬力を期待したいところですし、“駆け抜ける喜び（Sheer Driving PleasureはBMWのキャッチフレーズ）”を見せて欲しいですね」。

「BMWはこの25年、ゴルフにとって強力な支援者となってきました。中国ではプロゴルフとの関係は、ここ上海で10年前にスタートしました。それ以来、我々はこの国でのとてつもないゴルフの成長を目の当たりにしてきました」。

「『BMWマスターズ』の成功は、情熱的であり献身的であれば何を成し遂げることができるのかを物語っています。故に、我々はここ中国で果たしている役割、そしてこのスポーツに対する支援を誇りに思っています」。