小林、片岡、川村も参戦!欧亜共催のビッグトーナメント
2014年 メイバンク・マレーシアオープン
期間:04/17〜04/20 場所:クアラルンプールG&CC(マレーシア)
再び“マレーシアの魔法”を狙う…ウーストハイゼンとウェストウッド
今週は「マスターズ」での活躍が記憶に新しいルイ・ウーストハイゼンやリー・ウェストウッドが、過去に優勝した経験を持つ「メイバンク・マレーシアオープン」へ出場し、通常のヨーロピアンツアーへの復帰を果たすことになる。
オーガスタナショナルで7位に入ったウェストウッドと、25位に入ったウーストハイゼンは、賞金総額275万米ドルの第53回「メイバンク・マレーシアオープン」へ出場するため、空路マレーシアの首都クアラルンプールを目指す。
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まだヨーロピアンツアーのスケジュールに組み込まれる前の1997年に「メイバンク・マレーシアオープン」を優勝したウェストウッドにとっては、7年ぶりのクアラルンプールGC来訪となる。
2012年の「ノルデアマスターズ」以来、ヨーロピアンツアーでの優勝から遠ざかっているウェストウッドだが、先週の「マスターズ」では優勝したバッバ・ワトソンから7打差の7位に入るなど調子を取り戻しており、今週は昨季優勝のキラデク・アフィバーンラトの王座を継ぐ者として優勝候補の筆頭と目されている。
南アフリカのウーストハイゼンは、プレーオフの末にワトソンに敗れて惜しくも「マスターズ」制覇を逃した1週間後に開催された2012年の「メイバンク・マレーシアオープン」で優勝を飾っている。敗戦のショックから素早い立ち直りを見せたあの時のウーストハイゼンは、スコットランドのスティーブン・ギャラハーに3打差をつけてマレーシアでの大会を制したのである。
ウーストハイゼンは米国のアンソニー・カンが優勝した2009年大会でも7位タイに入っており、今週も相性の良い同大会での好調を持続したいと考えている。「『マスターズ』での終わり方は残念だった。最終日のバックナインでパターの冴えがパタリと止んでしまったんだ。大会の大半は十分良い感じでパットを打てていたので、願わくばマレーシアでもその調子を維持して、ここでもまた良い1週間を送りたいところだね」と語った。
この他にも、豪華出場選手の中でとりわけ注目したいのが、この大会2勝のトンチャイ・ジェイディー、そして2011年に弱冠17歳にして大会制覇を果たしたイタリアのマッテオ・マナッセロだ。
マナッセオロと同様に「全英アマチュア選手権」を制して、今大会への招待状を受け取ったギャリック・ポーティアスも、プロツアーでの適応能力を求められる。この若きイングランド人は「マスターズ」でも立派なパフォーマンスを見せており、今季序盤の「アルフレッド・ダンヒル選手権」でトップ15に入った成績から更なる積み重ねを果たしたいと思っている。
ベルギーの飛ばし屋ニコラス・コルサーツは、2012年の「ライダーカップ」のスター選手の1人であり、最近の低調を払拭して以前の勝ち方を取り戻したいと目論んでいる。一方、アフィバーンラトは、同胞のジェイディーが2005年に果たして以来となる大会連覇を目指して今大会へ出場する。
1999年にヨーロピアンツアーとアジアンツアーの共催となった「メイバンク・マレーシアオープン」は、ヨーロピアンツアーとアジアンツアーの共催となったアジアにおける最初の大会である。