連日の日没サスペンデッド ウォーレンとホージーが暫定首位
2014年 NH コレクションオープン
期間:04/03〜04/06 場所:ラ・レセルバ・デ・ソトグランデGC(スペイン)
互角の勝負を繰り広げるホージーとウォーレン
2014/04/05 08:33
スペインで開催されている「NH コレクションオープン」2日目は、イングランドのデビッド・ホージーとスコットランドのマーク・ウォーレンが暫定首位の座を分け合う格好となった。
木曜の雨による長い中断のため、この日の朝は出場選手の半数近くが第1ラウンドの残りを終えねばならなかったが、結局、前日にジャック・ドハティが出した「69」を上回るものはいなかった。
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しかし、第2ラウンドへ入ると、第1ラウンドではイーブンパーの「72」だったウォーレンが、「67」をマークして暫定首位へと躍り出た。
その後、ホージーがこの日のスコアを4アンダーまで伸ばしてウォーレンに並び、3ホールを残したところで、日没ではなかったものの光量不足でのサスペンデッドを余儀なくされた。この日は45人の選手が第2ラウンドを途中で切り上げたため、土曜の朝9時から残りのラウンドが再開されることになる。
バックナインからのスタートとなったヨーロピアンツアー2勝のウォーレンは12番でボギーを叩くも、15番からの4ホールで3つのバーディを奪い、「34」で前半を折り返した。
後半に入り、3番、7番、そして9番でバーディを奪った33歳のウォーレンは、今週ここまでのベストスコアーを叩き出すことに成功した。
「昨日はラウンドを終えることができなかったから、朝残りの7ホールを回らなくてはならなかったのだけど、プレーはまあまあだったね」。とウォーレン。彼はその7ホールのなかで、13番でダブルボギーを叩きながらも15番でバーディを奪って「72」にまとめ、第1ラウンドを終えていた。
「第2ラウンドではスタートで集中するのに若干手間取ったけれど、一旦集中してプレーできるようになると、その後はすごく良いプレーができた。ロングゲームは素晴らしかったし、ショートゲームも良かった。今日のラウンドでは最良を尽くせたと思う」。
「今日は昨日と同じ様なコンディションだった、もちろん雨は降っていなかったけれどね。風は強いままだから、午後にプレーする選手にとっては厳しくなるね」。
「ここ数週間は良いプレーができており、日増しに良くなってきているので、この大会は楽しみしていたんだ。ギリギリで大会出場を決めたので、僕らにとってはボーナスみたいなものなんだ。それにとても素晴らしいコースなのが嬉しいね。残りの2日間が楽しみだよ」。
「コースはすごく気に入っている。完璧な天候だったとしても難しい挑戦になるだろうに、風がここまで強いので、本当に厳しい試練となっているよ」。
一方、第2ラウンドは出だしの2ホールで連続ボギーを叩いたホージーは、4番からの10ホールで6つのバーディを奪う見事な盛り返しを見せた。
通算4アンダーの3位タイには、第2ラウンドを「69」で回ったチリのフェリペ・アギラー、そしてブラッドリー・ドレッジとアドリアン・オタエグイの3人が並んでいる。この日のラウンドを終了できなかったウェールズのドレッジとスペインのオタエグイは、それぞれ第2ラウンドを7ホールと3ホールずつ残している。
初日を「69」として暫定首位で第2ラウンドを迎えたジャック・ドハティはこの日のラウンドを「74」として通算1アンダーまで後退した。
モロッコでの勝利に続く2週連続優勝を狙っていた地元の有力選手アレハンドロ・カニサレスは、パー5の11番でクアドルプルボギー「9」を叩くなど、残り3ホールで通算スコアを6オーバーとし、予選落ちの危機に瀕している。