T.ビヨーンが首位浮上 小林は2週連続予選落ち
2013年 オメガ・ヨーロピアン・マスターズ
期間:09/05〜09/08 場所:クランスシュルシエレGC
混戦の先頭に並んだ二人
オメガ・ヨーロピアン・マスターズは2日目を終え、首位に2人の選手が並ぶ展開でクランスシュルシエレGCは興味深い決勝ラウンドへと突入する。
多くの選手が互角の勝負を繰り広げ、誰が首位になってもおかしくない展開のなか、結局はトーマス・ビヨーンとステファン・ギャラハーが混戦をわずかに抜け出して首位に立った。
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この状況は、ビヨーンが2日目の最終ホールで今大会初めてのボギーを叩いたことにより生まれたともいえる。というのも、デンマークのビヨーンは落ち着いたゴルフで、それまでの35ホールをノーボギーで来ていたのである。
初日を「66」で回ったビヨーンは、2日目もフロントナインとバックナインでそれぞれ3つずつバーディを奪い、2位に1打差の単独首位で終えるかと思われたが、トラブルは最終18番ホールで訪れた。
アプローチをオーバーした後、続くチップショットで42歳の彼らしからぬミスをし、残った10フィートのパットも外してしまったのである。
「今日は昨日よりも良いプレーができたよ」とビヨーン。「最後に失敗してしまったけど、全体としてとても良いゴルフができた。終始よく耐えられたと思う」。
「僕は自分にくだらないボギーだけは叩くなと言い聞かせてプレーしている。でも最後にそれをやってしまったけど、ゴルフにはつきものだから仕方ない」。
「いま自分のプレーにとても満足しているよ。特に目を見張るようなプレーをしているわけではないけれど、安定したプレーができている」。
このビヨーンの最終ホールでのミスにより、ミゲル・アンヘル・ヒメネスにも首位浮上の可能性が生まれた。
しかし、完璧なティショットを放ったヒメネスも、ビヨーン同様にアプローチをオーバーさせ、続くウェッジショットも失敗してしまった。そこまでのバックナインでは素晴らしいグリーン周りのショートゲームを披露していたが、最終ホールのボギーで残念な2日目の締めくくりとなってしまった。
「ここではとても心地よくプレーできている」とヒメネス。「ここへは25年も来ているんだ。本当にここに来るのが大好きなんだよ。ただそれだけさ。このコースは時に運も必要になるが、常に考えていなければならないことは、どこにボールを落とすかということだ。なぜならグリーンはとても固いからね」。
「本当にここでのプレーを楽しんでいるよ。ここでは我慢のゴルフが必要だ。これだけ長くツアーに参戦しているけど、今でも我慢の重要性を学んでいるよ」。
「学ぶことで報いが得られるのさ。いまだに18番ホールからは教訓を得ている。毎年のことだよ。まだ学ぶことがあるんだ。明日はどうなるか楽しみだね」。
ヒメネスはビヨーンとギャラハーから1打差で明日からの決勝ラウンドを迎える。
今季ドバイデザートクラッシックを制し、今大会の優勝も狙うギャラハーもこの2人同様に少々残念な2日目のフィニッシュとなった。
初日の「67」に続き、ノーボギーの2日目を目指していたが、彼は17番ホールでこの日初のボギーを叩き「65」で2日目を終えた。
「首位は悪くないね」と彼は熱く語った。「満足しているよ。決勝ラウンドに向けて更に頑張ることができる」。
彼もビヨーンも明日は、混戦模様の上位陣が虎視眈々と首位の座を狙っているだけに、同じようなミスを避けたいところだ。
ヒメネスのほかイングランドのトミー・フリーウッド、リチャード・フィンチ、そしてダニー・ウィレット、さらにはフランスのビクター・デュビッソンも通算9アンダーの3位グループにつけている。
2日目のベストスコアはウィレットの「63」だった。
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