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“上がり”で魅せたマキロイが上位進出

ディフェンディングチャンピオンのロリー・マキロイは終盤に追い上げを見せ、最終日を残してトップ10に割り込んできた。

昨日はスタートに躓いて一時は予選突破も危ぶまれたものの最後の7ホールで4つのバーディ。3日目は、12ホールまで一進一退で、終盤は上がりの2連続を含む3つのバーディを奪い、「67」でホールアウトした。

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大会の3日目は一般に「ムービングデー」と言われている。ロチェスターの晴れながらも風の強いコンディションを味方につけた24歳は7位タイまで順位を戻し、まさにその通り躍進となった。大半の選手が苦しんだ土曜のラウンドを終え、首位に立ったジム・フューリックとは6打差となった。

2日目の中盤では4オーバーまでスコアを落としながらも、なんとかイーブンパーまでスコアを戻して予選ラウンドを終えたマキロイの復調は正に特筆に値する。そして、過去メジャー2勝のマキロイは、その時同様に見事なアイアンの精度を見せて優勝争いにまで加わってきた。

6番でのバーディは10番での今日唯一のボギーで相殺されてしまったが、13番のロングホールでこの日2つ目のバーディを奪うと、そのまま最高の締め括りに向けて邁進した。

上がり2ホールは今大会のコースで最も難易度が高いとランク付けされているが、世界ランク3位のマキロイは17番で15メートルのバーディパットを沈め、18番ではチップインでバーディを奪って、データを覆してみせたのだった。

「あの時のような快進撃をまた感じられたのは良かったです」と、キアワアイランドで行われた昨年の全米プロで8打差の勝利という新記録を打ち立てたマキロイは語った。「17番のバーディはイーグル並の価値がありますし、続く18番でのバーディもそれに勝るとも劣らない価値があります」。

「2日目は『71』で24パット、3日目は『69』で25パットですから、ショートゲームは本当に本当に上手く行っています。あとはどれだけロングゲームを上手くまとめられるかという問題です」。

「自身最高のラウンドと言い切るつもりは全くありません。必要なときに寄せてワンパットで切り抜けられましたし、それが最も大切なことです」。

この日はオーバーパーでラウンドした選手が多かった中、マキロイはチャンスを確実にものにし、1989年と1990年に大会を連覇したニック・ファルド(イングランド)以来となる大会連覇の可能性が出てきた。

「風が渦巻いているコンディションはトリッキーでしたが、それだけにまだチャンスはあると思いました。そのコンディションを乗り切り良い結果を残せた今日のゲーム運びには満足していますし、間違いなく明日もチャンスは訪れるでしょうね」と続けた。

スコットランドの32歳、マーク・ウォーレンも5つのバーディを奪い2アンダー「68」と同じく好スコアを残し、通算1アンダーとして、米国ツアーデビューの舞台で一気に12位タイまで浮上した。

ウォーレンは今大会、妻のローラと生後4ヶ月の息子アーチー君を帯同している。アーチー君は生まれて以来アイルランド、フランス、アメリカと海外を転々としていることになる。

5月にウェントワースでのBMW PGA選手権でイタリアのマッテオ・マナッセロにプレーオフで敗れたウォーレンは、「月曜日に初めてこのコースに来てから良い練習ができたけれど、初日のスコアは納得のいかないものでした」と振り返る。

「私は少々完璧なスイングにこだわり過ぎていたようです。しかしベストの出来といえる昨日のラウンドを経て、落ち着いて自分をコントロールできるようになりました。昨日の『67』に続いて今日は『68』。とても嬉しいです」。

「今日は風が強くコンディションは少々タフになりました。というのも、雨の中でプレーした昨日のラウンドは風がなく、クラブ選択がもっと簡単でしたから。明日も同じように良いプレーをするだけです。今日はこれからの練習を軽めにして、明日に向けてしっかり休みますよ」。

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