イーストロンドンでの活躍を期す新鋭たち
2013年 アフリカオープン
期間:02/14〜02/17 場所:イーストロンドンGC(南アフリカ)
アフリカオープンの戦いを満喫するエイケンとクルーガー
2010年、アフリカオープンで優勝したチャール・シュワルツェルの後をずっと追いかけていた2人、トーマス・エイケンとジェイブ・クルーガーは、イーストロンドンGCで木曜からまた熱いライバル争いを繰り広げる。
この2人のヨーロピアンツアー優勝経験者は、総額100万ユーロをかけた大会で、勢いを増す南アフリカ勢の支配力が更に広がっていく事を期待している。7度サンシャインツアーを制しているエイケンは2011年のスペインオープンで初のヨーロピアンツアー優勝を飾ったが、その後は優勝から遠ざかり、2012年シーズンを世界ランキング113位で終えた。
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先週行われたヨハネスブルグオープンを6位タイで終えた事で気を良くしたエイケンは、陽気な心持ちでバッファローシティに到着した。3年前の2位より良い結果を出す準備は整っているようだ。「もちろん今年は表彰台を狙いに行きます」と29歳のエイケン。「私が初めてヨーロピアンツアーで優勝したのはスペインでした。大きなことを成し遂げたのは確かでしたが、母国の地で多くの観衆に見守られての優勝は、やはり格別でしょうね」
「この大会はお気に入りの一つなんです。イーストロンドンGCの観衆は、他の大会にはない素晴らしいサポートをしてくれます。アフリカオープンでここ5年間、南アフリカ出身選手が優勝している理由はそれなんだと思います」と続けた。
これまでのイーストロンドンGCでの成績は、エイケンにとって大きな自信となることは間違いないだろう。彼はイーストロンドンGCで16ラウンド中12回をアンダーパーでラウンドし、昨年大会のファーストラウンドでは、ボギーなしの9アンダー、2イーグルと5バーディを奪い「64」を記録した。「パー5の11番ホールが今大会ではパー4に変更されています。面白くなりそうですね」。
「パー72としてこの大会を戦うのは初めてです。これはちょっとした挑戦にもなります。しかし今週の大会を戦う準備は十分整っていますし、良い試合になると思います。このコースは古いスタイルでリスクも多いですが、その分、報酬があるので好きです。自分なりにどう戦うか考えなきゃダメですね。面白いホールも沢山ありますし、パー4のコースでもドライバーショットでグリーンに乗せられるところもありますし。そういった意味で非常に面白い戦いになるでしょう」
2010年大会3位のクルーガーは「天気予報によると、金曜は雨、土曜は北東の風、日曜は南西の風と出ています。リーダーボードに並ぶ顔ぶれにも驚きがあるかもしれませんね」と話した。ブルームフォンテーン在住のクルーガー。「強力な国外選手の挑戦を受けることになりますが、先週とは違って、このコースでは風は大きな要因になりかねません」
「時に、4日間で四季が味わえるほど天候の変化が激しいイーストロンドンの環境は、外国人選手を混乱させるでしょうし、我々地元選手にとっては有利に働くでしょう」。アブダビを9位タイで終えて以降、クルーガーは初めてヨーロピアンツアーで優勝を飾った昨年のアヴァンサマスターズの頃の調子に近付いたと感じている。ヨハネスブルグオープンでは苦闘の末47位タイで終えているが、パットの調子が戻った最終日を「67」でラウンドしたのを境に吹っ切れたようだ。「このコースは私のプレースタイルに非常に合っているように思います。直線的なショットが私の持ち味ですし、それこそが今週この場所で一番に求められることですからね」とクルーガーは述べた。
「ティショットが右や左にそれると大きなトラブルに陥ります。パットさえ上手くいけば、良い週になると見越しています。素晴らしい大会ですし、観衆の声援が私のプレーにいい影響を与えてくれますから、是非イーストロンドンでは良い成績を収めたいですね」
昨年大会2位のタジャート・バンダウォルトと4位のヤコ・バンジル、そして調子を上げているトレバー・フッシャー・ジュニアの3選手も今大会に参加する。更にポルトガル出身のヨーロピアンツアー優勝経験者リカルド・サントス、イングランド出身ロバート・ロックとトミー・フリートウッド、サンシャインツアーで幾度となく優勝をしたケイス・ホーン、ブランデン・ピーターズとジーン・ヒューゴらも参加する。