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渋野日向子はプレッシャー力に「70」 「ちょっとドシッとできたら」

◇米国女子◇アニカ driven by ゲインブリッジ at ペリカン 初日(14日)◇ペリカンGC (フロリダ州)◇6349yd(パー70)

集中力が切れてもおかしくない場面はあった。年間ポイントランキングは62位と、ポイントランキング上位60人に出場が限られる最終戦行きをかけた渋野日向子は5バーディ、5ボギーの「70」でプレー。イーブンパーで最初の18ホールを終えた。

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1番でバーディ先行し、6番は手前バンカーに入れて寄せきれずにボギーをたたいたが、7番(パー5)でピン右3mのバーディパットを入れてバウンスバック。8番は1Wショットが左側のフェアウェイバンカーには入らなかったものの、バンカーの縁で止まる不運に見舞われ右前にレイアップして冷静に対処。パーの可能性を作ってのボギーで、「自分の中では(1Wは)オッケーなショットだったので、ボギーでも仕方がない」とスコアを落としても気持ちを切らさずに9番(パー3)ですぐに取り戻した。「グリーン上で(気持ちが)キレたら、たぶん打っちゃうからもう冷静に」と振り返った。

少し悔しいのは折り返してからの5ホール。10番でボギーにし、11番、13番ではいずれも3パットのボギーをたたき、「すごくもったいなかった」。ともに下りラインからのパットを外し、「寄せに行こうと思ったらパンチが入って」とカップ横を通り過ぎたショートパットを振り返った。

14番(パー5)は風に惑わされず、スイングリズムを守ったショットでピン手前2m弱にチャンスメークしてのパー。15番(パー3)でピン手前7m弱を沈めてバーディを獲って以降はいい流れを取り戻し、17番は58度のウェッジで66ydからピンそばにつけてタップインバーディでイーブンパーにした。

来週の予定を変える一戦に、「プレッシャーがあるからこそ、集中して最後までできたと思う。それで(メンタルが)小っちゃくならないように、ちょっとドシッとできたら」と背筋を伸ばした。あす2日目は午前11時25分(日本時間15日午前1時25分)からのスタート。まずは予選通過を果たし、次週につなげたい。(フロリダ州ベルエア/石井操)

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