マティアス・シュワブ はこんな選手
隠し芸を披露したシュワブが近況を報告
今週の選手ブログでは、このロックダウン中に一輪車に乗りながらゴルフボールをリフティングする隠し芸を披露し、オーストリアでゴルフコースに戻ったばかりのマティアス・シュワブに近況を報告してもらった。
ゴルフコースに戻ることができて最高だよ。僕らはこの日を長いこと待ち望んでいた。オーストリアではロックダウンが6週間続き、その間僕は室内で練習していたのだけれど、あまり楽しいものではなかったので、また外へ出ることができたのは素晴らしいね。僕はGCシュラトミングでプレーしていて、このコースは4月20日と、少し早めにプロの来場を許可していたので、僕らは自分たちだけで10日間ほどコースにて練習できたんだ。コースには他に人がいなかったので、カートでどこでも好きな所へ行って練習ができた。あれは新しい経験だったし、長い待ち時間に対するささやかなボーナスだったね。
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Practicing every scenario🛫 pic.twitter.com/l2pdfXJqle
— Matthias Schwab (@schwab_matth) 2020年5月6日
僕らはまだ十分な予防措置をとらなければならないけど、僕は一人でコースへ行っていたんだ。もしコーチ同伴となると、彼らは2m離れなくてはならないし、彼らはまだ英国へ戻っているので、その選択肢はなかった。どちらにしろ、僕は一人でいるのを好む時もあるんだ。
僕はパッティングをマイク・カンスキ、スイングをリアム・ジェームズに見てもらっているけれど、彼らとは3月初旬の「カタールマスターズ」以来、顔を合わせていない。お互いにビデオとテキストで連絡を取り合っているので、一人でもやって行ける。こうして、自分の技術的な部分の維持を可能にした。それに、僕には室内練習施設を使うことができたので、週に2、3回、そこへ行って身体を動かしていた。山々に囲まれた自宅には庭もあるので、そこでチッピングをしたり動画撮影をしたりするのは楽しかった。こういうことはとにかくモチベーションを維持するためにしていたんだ。
Starting tomorrow, the Austrian Golf Community is going to tee it up and hopefully “play well” again. Here’s a short message from myself, @BWiesberger and a few of our fellow @EuropeanTour pros. pic.twitter.com/YLGdYZGKhn
— Matthias Schwab (@schwab_matth) 2020年4月30日
僕らは一輪車の動画を作って楽しんでいた。普段はザルツブルグに住んでいる弟のヨハネスも実家に戻っていて、僕らは退屈しのぎに何か楽しいことを探していたんだ。実は僕はまだ11歳になったばかりだった2006年にドイツのテレビ番組に出演したことがあって、そこで一輪車に乗って8の字を描きながらゴルフボールのリフティングをする技を披露したんだ。今回はまず右手にクラブを持って8の字を描き、その後、左手に持ち替えて逆方向へ8の字を描いた。テレビに出た時は両手にクラブを持ち、一輪車に乗りながら左右交互にリフティングをしたのだけど、もう随分と長いことやっていなかったので、一輪車を引っ張り出して来て、挑戦してみたんだ。
Quarantine day 1️⃣8️⃣...😎 pic.twitter.com/zSzogpgU6j
— Matthias Schwab (@schwab_matth) 2020年4月2日
オーストリアではゴルフコースは再開していて、コンタクトを伴わないスポーツも再開しているから、僕はゴルフの練習をできているし、自宅でトレーニングもしている。僕は常に腰にちょっとした問題を抱えているので、コースに戻った初日は、いきなりドライバーで50球打ったりすることはせず、ウェッジとアイアンで身体を慣らしてからドライバーを打つようにした。僕はグリーン回りやバンカーの感触を取り戻したいと思った。あれは100%に戻すのに時間がかかるからね。僕のスイングは確かのもので再現性が高いから、万全な状態に戻っているし、ショートゲームはとにかく練習を積んでタッチをつかむことだね。
After 5 weeks of lockdown in Austria it’s now go-time ✅ Focusing on the short game to regain the lost feel and touch around the greens in order to top the @europeantour scrambling stats again soon 💯 pic.twitter.com/m4H08PcZ5z
— Matthias Schwab (@schwab_matth) 2020年4月22日
去年はトップ10入りが10回と、僕にとっては素晴らしいシーズンだった。大会に関して言うと、「ターキッシュエアラインオープン」、上海での「WGC HSBCチャンピオンズ」、そして「BMWインターナショナルオープン」がハイライトだった。ミュンヘンで開催された「BMWインターナショナル」は、オーストリアから近いので、ほとんど地元の大会みたいな感じがするんだ。スイスではロリーとプレーしたのが楽しかったし、この「ポルシェヨーロピアンオープン」は最高の最終ラウンドとなり、ポール・ケーシーにあと1打というところまでいった。
僕は数週間前に、脊髄損傷の治療法を研究するプロジェクトであるウィングス・フォー・ライフのイベントで走ったんだ。このランニングイベントは年に1回開催されていて、参加費は全て直接その財団へ寄付されるんだよ。僕はこのイベントにはもう数年前から参加していて、アプリで追跡されるので、誰もが自宅で走って、詳細を友人たちとシェアすることができるようになっている。これは参加するのに素晴らしい取り組みなんだ。
Running for those who can’t💪🏻 @WFLWorldRun #runforthosewhocant pic.twitter.com/vXwDGDUYvY
— Matthias Schwab (@schwab_matth) 2020年5月3日
これからの数週間、僕は間違いなく同じ日々のルーティンをこなしていくことになる。練習し、僕の所属クラブで友人たちとプレーし、試合勘を取り戻すため勝負したりといた具合にね。さらにトレッドミルで身体を鍛えつつ、読書したりプレステで遊んだりしながら、大会でプレーできるようになるまで、とにかく辛抱することにするよ。