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シニアメジャー「全米シニアオープン選手権」初日

過酷な戦いになると予想されている、今年の全米シニアオープン。優勝候補はファジー・ゼラーだ。その理由は、3週間前の全米シニアプロ選手権を制し、勢いに乗っているため。そのゼラーも「プロ選手の価値とは、賞金総額でも優勝回数でもなく、いくつのメジャータイトルを手にしたかである」とメジャーにはかなりの重きをおいている。

ゼラーは出だし、リーダーボードに名を連ねるが、「Z」の文字プレートが足りず急遽「N」を横にして対応。なんだか情けない「ZOELLOR」になってしまった。これがスコアに影響したとは思えないが、初日ファジー・ゼラーは1オーバーでフィニッシュ。

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代わって好調なスタートを切ったのはトム・ワトソン。14番ホールでは見事、グリーン手前の浅めのラフからチップイン。20年前、1982年の全米オープンペブルビーチ最終日17番ホールで見せた、劇的なチップインバーディを思い起こさせるスーパーショットだった。ワトソンは初日ノーボギーの4アンダー(67)で、単独2位フィニッシュ。

しかし話題をさらったのはR.W.イークス。インスタートだったイークスは最初の9ホールで(31)。後半ハーフに入っても勢いを維持。短いパー4の1番で2打目をピン横1メートルにつけ、10ホールで5アンダー。さらに続く2番でも長い下りのバーディパットをしとめ、パー5の3番ではなんとイーグル。メジャー大会と思えないほど楽々とバーディやイーグルを決め、快調にプレーを続けた。4番はパーだったが、5番で大きくフェアウェイを外し、カート道でバウンドしたボールはコース脇のギャラリー用テントに入りボギー。その後、7番でもティショットをミスしてボギーとなってしまうが、8番でバーディを奪い返した。最終9番では、またしてもティショットをミスしてしまうが、かろうじてパーセーブ。結果(64)で7アンダー。ダントツの首位となった。

試合は雨のため一時中断し、最終的には夕刻のため全選手がホールアウトできぬままサスペンデッドとなったが、日本の青木功は(69)で2アンダーと上位に食い込んでいる。

◇初日の結果(暫定)
1位(-7・64):R.W.イークス
2位(-4・67):トム・ワトソン
3位(-3・68):ジェイムス・メイソン
3位(-3・68):ホセ・マリア・カニサレス
3位(-3・68):トム・カイト(16番)
3位(-3・68):アレン・ドイル(16番)
7位(-2・69):青木功
7位(-2・69):ジム・エイハーン
7位(-2・69):フレッド・ギブソン

◇注目の選手
(0):ラリー・ネルソン(71)
(+1):ファジー・ゼラー(72)
(+2):レイモンド・フロイド(73)
(+2):ヘール・アーウィン(17番)
(+5):ブルース・フライシャー(76)
(+7):ゲイリー・プレーヤー(17番)
(+11):アーノルド・パーマー(82)

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