開催前から降り続く雨に阻まれ、日曜日に優勝者を決定することが叶わなかった「全米シニアプロ選手権」。悪天候で何度も中断を余儀なくされた選手達は、最終ラウンドのサスペンディッドにさすがに苛立ちを感じている様子だ。

ヘイル・アーウィン
「しょうがないことだが、辛いね。悪天候との戦いはまるで逆流に逆らって泳いでいるようなものだ。嵐の予報もあるし、どんどんと状況は悪くなるね。今夜はかなりの降水量になるらしいから、川が増水してしまったら、コースへのダメージは最悪だよ」

ケリー・ハイ（トーナメント・ディレクター）
「なるべく降らないでもらいたいね。すでに大降りの雨になっているが、弱まってほしい。明日の朝8時には最終ラウンドが再開できるように務めたい。選手達にとっては、本当に辛いだろうね。それはボランティアの皆さんやマスコミも同じだろう。朝早くからおきて、雨に邪魔され、夜遅くまでプレーするのでは疲れもストレスもたまりますよ。しかしゴルフは自然との戦いですからね」

もし月曜日に最終ラウンドが完走できない場合は、試合は54ホールに縮小され、優勝者は54ホール時のリーダー、ヘイル・アーウィンに確定する。