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2013年 タイランドゴルフ選手権
期間:12/12〜12/15 場所:アマタスプリングCC(タイ)
石川遼は15位浮上で終了 痛めた首への懸念を一掃
タイのアマタスプリングCCで開催された、アジアンツアー「タイランドゴルフ選手権」の最終日。通算6アンダーの23位タイから出た石川遼は、10番からの3連続を含む5バーディ3ボギーの「70」で回り、通算8アンダーの15位タイに浮上して4日間のプレーを終えた。
スタート直後から、昨日痛めた首回りを気にする仕草をみせていた石川。昨夜は入念にマッサージを施したが、「朝、起きても治っていなくて、フォロースルーがちょっと取りにくかった」と、序盤はとくにティショットの安定性を欠いた。それでも、多少のショットの乱れは想定の範囲内。「今日は、ショットはバラバラでもいいので練習のつもりで。アプローチとパターでカバーできたと思う」と、前半を1バーディ1ボギーのイーブンで折り返した。
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そして、「アウトで耐えられたので、インは楽しみだと思っていた」という後半。「10番は易しいホール。フェアウェイに置ければチャンスはあると思っていた」とのイメージ通り、フェアウェイからピン左4メートルにつけてバーディを奪う。「あそこらへんから、ティショットの手応えも良くなった」と11番(パー5)、さらに12番と3連続バーディを決め、スタートから包まれていた重い空気を一掃。結果的に目標のトップ10には届かなかったが、「初日の出遅れから順位を上げられたし、やるべきことは出来たと思う」と及第点をつけた。
石川は次週20日(金)から、中国・広東省広州のドラゴンレイクGCで開催されるアジア選抜VS欧州選抜の対抗戦「ザ・ロイヤルトロフィ」に出場する。今年で5年連続5回目の出場となり、試合の雰囲気やダブルスマッチプレーの戦い方も心得たもの。「どなたと組んでも、落ち着いてやれると思う。このアジアメンバーだったら、ヨーロッパ勢にも対抗できるはず。去年も勝っているし、ディフェンディングチャンピオンとしてもう1回勝ちたいですね」。
首の状態も「あと4日あるし、まったく問題ないと思っている」と、この日のプレーを見ても深刻さはうかがえない。一旦日本に帰国し、来週火曜日に現地入りする予定という。(タイ・チョンブリ/塚田達也)