石川遼が目指すゴルフのエベレスト「まだ登り始めてもいない」
石川遼のプロ宣言 史上最年少プロが誕生!
負ける覚悟の方が大きい
ーー石川選手。大先輩のですね、青木功プロからお話を伺ってきまして。プロになる時にはいろんな我慢とか覚悟も必要だと。とにかく壊れなければいいなと心配されていたのと、どんどん世界に出て、その体力をつけるように、というアドバイスがあったんですがどうですか。
本当に、今でも信じられないぐらい、まさか16歳の自分が青木さんからそういうお言葉を頂けるとも、本当に思ってもいないんですけど。本当に一人一人のプロの方からのそういう言葉っていうのをすごく自分の中で参考にしてますし。体を壊さないというのが、やっぱりスポーツマンとして、まず一番かなと思うので。今年一年、自分的にすごく一生懸命やるつもりなんですけど、その一生懸命やるという気持ちに体が負けないように、これから開幕に向けて本当に体を鍛えていきたいなと思ってます。もう一つ、世界に行ってほしいという言葉も本当にすごく嬉しいし。自分もやっぱり、将来の夢というのがマスターズ優勝することなので。日本からいきなりオーガスタに行って、オーガスタで勝つというのはなかなか難しいと思うので。その夢にたどり着くには、そんなに簡単な道ではないと思うし。アメリカで何年も何年もやって、それでやっと勝てるかそれでも勝てない選手の方がすごく多いと思うし。本当に、自分の中でもできるだけ世界のそういうトーナメントというのは経験したいっていう気持ちはあります。
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ーー青木さん、さらに、どんどん負けなさいという風におっしゃってました。負ける覚悟というのもできてますか。
もちろんです。負ける覚悟の方が大きいです。負けというものを絶対に無駄にしたくないですし、スポーツマンとして、勝つことより負けることの方が多いと思うし。その中で、負けというものは直ぐ気持ちを切り替えようとするのではなくて、まずは負けた原因をしっかり追求するのも必要だと思うし。負けというものを、次にいかに繋げていくかということが大事だと思うので。本当に何年も何年も勝てないとしても、負け続けてるとしても、その負けを絶対に無駄にしないように。一試合でもでも無駄にしないようにゴルフしていきたいと思います。