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石川遼「今までの優勝の中で一番興奮した」37ホール目で決戦制す

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権 最終日(7日)◇いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県)◇7212yd(パー70/71)

「自分でも信じられません」。石川遼が2016年8月「RIZAP KBCオーガスタ」以来のツアー通算15勝目をメジャーで飾り、大きく安堵のため息をついた。大会は悪天候で4日(木)の初日が中止になったため、奇しくも2007年5月「マンシングウェアオープンKSBカップ」で史上最年少の15歳、高校1年でツアー初出場で初優勝を飾ったときと同じ1日2ラウンド決戦となった。

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午前中の第3ラウンドを10アンダーの首位から出ると、3番で15mを沈めるなど2つ伸ばしたが、「アイアンがわけわからなくなった」と4番でボギー。5番(パー5)では3打目を左にOB、6番(パー3)でも左ラフに入れ、2連続ダブルボギーを喫した。終盤に立て直し3連続バーディで締め「71」とし、通算9アンダー6位として何とか優勝争いに食い下がった。

いい流れで迎えた最終ラウンドはショットが安定し、次々とピンを刺しスコアを伸ばした。同組で首位のハン・ジュンゴン(韓国)と2打差で迎えた17番、ハンのティショットがいったんはグリーンをとらえたが、その後手前の池へと転がり落ちた。「信じられなかった。心拍数が一気に上がった」と振り返る。ダブルボギーとしたハンに対しパーでしのぎ、プレーオフへと持ち込んだ。

18番(パー5)で行われた37ホール目のプレーオフは「挑戦者のつもりで」挑んだ。会心のティショットはカート道を跳ねたこともあり、ハンのボールを50ydアウトドライブした。「この運を活かさなきゃ」と200ydの2打目を5Iで2オンに成功。4mのイーグルパットを決めると渾身のガッツポーズを作り、雄叫びをあげた。「ここまで自分が興奮できる機会が訪れるのか―。今までの優勝の中で一番興奮した」

2018年に日本ツアーに復帰し、選手会長にも就任。待ちに待った瞬間だった。「いつも近くでサポートしてくれているスタッフを見たときにこらえられなかった」と涙を流した。(鹿児島県指宿市/柴田雄平)

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