石川遼が目指すゴルフのエベレスト「まだ登り始めてもいない」
石川遼のプロ宣言 史上最年少プロが誕生!
鳶が今、鷹になろうとしている、その努力を認めていきたい
ーー次にお父様にお願いしたいんですけれども。一人の親として、16歳で息子さんがプロになるということについてはどのようにお感じになってますか。
その点については、私が遼にプロになることを勧めたわけではないし、私の判断がどれだけ入ってるかと言うと、10%にも満たないんじゃないかと思います。父親として、その息子の判断を尊重するかしないかという質問であれば、私は尊重したい。彼の今までの人生における選択というものを、止めたことも記憶にはないし。今回については、かなり大きな判断ではございますが、父親として当然支援をしていくことに、遼が決意したのと同じぐらいの決意を持って、私も心していきたいと思います。家には、この子だけでなく3人の子供がおります。遼を特別扱いするということはございませんが、少し遼に対する考え方というのを変えて、社会人として見ていく部分もあるかと思いますが、やはり親として、未だ責任もありますし、全面的にバックアップしていきたいと思っております。賛成です。
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ーー引き続いてなのですが、これだけこの立派な16歳に育てられたポイントというか気をつけられた事というのは何かありますでしょうか。
非常に考えてしまう質問なんですが。我が家は特に他の家庭と違う所っていうのもない、ごく平凡な家庭だと今でも思っておりますし。そうですね、もしも皆様がですね遼のこういう部分を褒めていただけるのであれば、それは僕は本当にゴルフというものがあったからだと思います。彼も今こうしてプロ宣言をすると同時にですね、この場を借りてアマチュア時代の応援支援いただいたことに深く感謝しておりますが、ゴルフがなかったら、仮に他のスポーツであったとしたらですね、また違う性格の人間が作られていたかもしれないと思いますし。鳶が鷹を産んだわけではない、鳶が生んだのは僕は鳶だと思っています。ただ、その鳶が今、鷹になろうとしている、その努力を認めていきたいと思います。