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宮里藍さんが東京五輪コーチを辞退「まだ難しい」

2020年に行われる東京五輪ゴルフ競技の女子担当コーチへの就任を打診されていた宮里藍さんが、要請を辞退した。オリンピックゴルフ競技対策本部を管轄する日本ゴルフ協会(JGA)が3日、リリースで明らかにした。

宮里さんはリリースの中で、コーチングや、若い世代へのメンタルトレーニングには非常に強い関心があるとしながらも、「昨年現役を引退したばかりでコーチング経験がなく(中略)選手にとってベストな状況を作ることが出来るのだろうか、という懸念がずっと頭から離れず、最終的に今回はまだ難しいと判断するに至りました」と、辞退に至った理由を説明した。

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JGAは「大変残念ですが、本人の意向を尊重し、断念しました」とし、女子コーチについて引き続き人選や方針を協議するとした。

■宮里さんのコメント全文

正式なオファーを受けてから自分なりにいろいろと考え悩みました。正直、素晴らしいチャンスを与えていただいたことは大変光栄であり、とても嬉しかったです。コーチングには非常に強い関心があり、特にジュニアや若い世代にはメンタルトレーニングの大切さ、人間力を培っておく大切さを伝えていきたいと思っています。私自身、Vision54 を学ぶことにより、アメリカと日本で活動することが出来たと実感しております。しかし、昨年現役を引退したばかりでコーチング経験がなく、まずはコーチングについて深く学んでいきたいと考えているところでの要請でしたので、はたしてこの状況で、選手にとってベストな状況を作ることが出来るのだろうか、という懸念がずっと頭から離れず、最終的に今回はまだ難しいと判断するに至りました。強化委員会の皆様には、長い間お待たせした挙句の報告で、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。そしてこの判断を尊重していただき深く感謝申し上げます。そのお気持ちに応えるためにもまずは、コーチングやジュニア教育についてきちんと学び、近い将来、これまでとは違う形でゴルフ界に貢献出来ればと考えております。

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