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松山英樹に聞きたい72のコト 【DAY2】~ゴルフのコツとこだわり~

2015/12/29 07:00


2015年末 GDOインタビュー

2015年は0勝に終わりながら、米国男子ツアーで9回のトップ10入り、年間獲得賞金(14-15年シーズン)で日本人史上最高額の約375万8619万ドル(約4億5479万円)を記録した松山英樹選手。アマチュア時代から輝きを放ち、プロ生活はまだ3年におよびませんが、来年112年ぶりに正式種目に復帰するリオデジャネイロ五輪では日本代表のエースとして期待がかかります。

この年末の連載企画では松山選手を“解剖”。前日に続く【DAY2】は、松山英樹に聞く「ゴルフのコツ」。ゴルフレッスン誌への登場機会は少ないのですが、実は、周辺では“教え上手”という評判があります。松山選手は「体つきが人それぞれ違うように、適したスイングも人によって違う」というのが信条で、「こうした方がイイ」という画一的なアドバイスは苦手。「僕はこうしている」という視点で語ってもらいました。いまや日本一のプレーヤーがラウンド中に考えていることとは?ジュニアやアマチュアプレーヤーの皆さんの参考資料としてはもちろん、PGAツアーのテレビ観戦のお供にもどうぞ!

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<Q1:クラブの全番手の飛距離は?>

「僕は前提として自分の飛距離はすべてキャリー(ボールが最初にバウンドするまでの距離)で考えます。ランは下の数字には入りません。ボールの転がりは地面の硬さによってまったく違います。70ydくらい進むこともあれば、まったく転がらない場所もありますから。ゴルフはバンカーや池などのハザードを越えるキャリーの距離をティショットからしっかりと把握しなくてはいけません」
松山英樹の各番手飛距離とクラブ・2015年末■
1W:280yd/ダンロップ スリクソン ZR-30(ロフト8.5度)
3W:255~260yd/テーラーメイド ロケットボールズ ステージ2(ロフト15度)
5W(UT):240yd/本間ゴルフ TW727(ロフト角19度)
4I:225yd/ダンロップ スリクソン Z945
5I:215yd/ダンロップ スリクソン Z945
6I:200yd/ダンロップ スリクソン Z945
7I:185yd/ダンロップ スリクソン Z945
8I:170yd/ダンロップ スリクソン Z945
9I:155yd/ダンロップ スリクソン Z945
PW:140yd/ダンロップ スリクソン Z945
ウェッジ(52度):125yd/クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョンフォージド
ウェッジ(56度):105yd/クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョンフォージド
ウェッジ(60度):85yd/クリーブランド 588 RTX 2.0 プレシジョンフォージド
※無風、フラットなフェアウェイを想定。なお、ランを含めた2014-15年のティショット平均飛距離は294.5yd。1Wのヘッドスピードは51m/s以上。

<Q2:アドレスに入る前のルーティンは何を考えますか?>

「最近は意外とバラバラですね。11月の日本ツアー・ダンロップフェニックスでは打つ前に、ボールの後ろ(飛球線に向かって)正対して少し止まって、きっちりと軌道、高さや球筋などを細かくイメージしたら、フィーリングは良かった。実際のショットはまだまだ…という感じでしたが。僕は元々プレーが遅いので、ルーティンに出来る限り時間をかけたくありません。プロも常にきっちりとイメージを作ることができるとは限りませんよ」

<Q3:クラブのグリップはどのくらいの強さで握るものですか?>

「レッスン書には『強く握った方がイイ』『柔らかく握った方がイイ』とそれぞれありますが、どちらも正しいのではないでしょうか。大切なのは、手ではなく“肩や体の力を抜けるか”ということだと僕は思います。グリップをギュッ!と握ると体の力が抜ける人、体に力が常に入り過ぎているのでフワッと柔らかく握るべき人、両方がいる。僕自身は割とグリッププレッシャーは強い方かもしれません。引っ張られても、手からクラブが抜けないくらいの強さで握りたい。力いっぱいではないですけど、(仮に)ソーセージだったら、つぶれない、7割くらいの強さで握る感じ。“ギュッと握って、フッと力を抜く”感じかな…。ただ、ライによっても強さは違います。深いラフなど、嫌なライだとソーセージはつぶれるくらい強く握ります。あと、調子が悪くなると、グリップもどんどん力が入ってきますよね」

<Q4:インターロッキング・グリップはいつからですか?>

「高校2年生からです。小さい頃はインターロッキングでやっていたんですけど、いつのまにかオーバーラッピングになっていて。あまりにも球が曲がると思って、自分でインターロッキングに戻しました。手にマメがたくさんできて、慣れるのに2週間くらいかかりましたけど。タイガー・ウッズロリー・マキロイ、(石川)遼も同じ握り」
(※編注:インターロッキングは左手人差し指と右手小指を絡めて握るグリップのこと。左手人差し指の上を右手小指で包むようにして握るのをオーバーラッピングという)

<Q5:ところで使用するグリップの製品にこだわりは?>

「左手の手首を痛めた大学1年生の夏場、患部に負担がかからないのは少し太めのモデルかなと思い、交換しようとしていた時、イオミック(IOMIC)社さんのグリップに出会いました。いまはノーマルの太さなんですが、ソフトな感触が手に馴染んでいます。日本ではずっとマーブル柄の入った全体が水色のものを使っていましたが、アメリカに行くようになって『派手かな…』と思って、いまは黒。グリップエンドだけ水色のタイプです」

<Q6:スイングの始動は体のどの部分からですか?>

「うーん、どこだろう…あまり考えたことがないですね。体重移動、ですかね。僕の場合は、足に力を入れ始めて、さらに右足に力を込め始めたら、というところ。答えるのが難しいな…。ただ少なくとも、手や肩に意識は絶対にありません。やっぱり下半身から」

<Q7:スタート前のルーティン、試合への入り方は?>

「試合の日は基本的にティオフの3時間半前に起きます。10分くらいグダグダして…起床。ホテル内でウォーミングアップを始めて、トレーナーさんから体のケア、マッサージを受けます。朝食を(ティオフ)2時間前からとって、1時間15分前から練習開始。試合に入って、その日最初のホールのティショットって難しいですよね。ただ、僕は練習場と試合でのショットのフィーリングは絶対に違うと考えています。だから最初の1打はまずその違和感(ギャップ)を確認するような意味合いもある。無理はしないし、18番ホールのティショットよりは気持ちもリラックス。ただ、狙いどころがアバウトになることはありません。(ターゲットを狙う気持ちは)2番ホール以降と同じです」

<Q8:アドレスに入った時は、ボールのどこを見て集中しているんですか?>

「ボール全体をボンヤリと見ています。ボールの真ん中でも右端でも左端でもない。僕はボールにあらかじめマジックで黒い線を入れて、パッティングの時にラインに合わせてリプレースすることが多いですが、ショットの時はボンヤリと見ているので、(線が)狙いと違う方向を向いていても、この線は全然気になりません。線の色は、昔はいろんな色を試したんですけど結局、黒。『タイガーも黒だし…』っていう、しょうもない理由なんですけど。線を入れるのは、誤球防止のためでもあります」

<Q9:イラッ!としたとき、どうやって気持ちをコントロールしますか?>

「叫ぶ! 本当はモノに当たりたくないんですが…でもまだたまにクラブに当たってしまうことが僕のダメなところです。イライラを自分の心の中で抑えられるくらい強い人間になれば、もっとプレーもうまくいくかなと思います」

<Q10:距離の打ち分け精度はどこまでを求めていますか?>
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