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石川遼が授かった 青木功・プロ50年の知恵

2008年1月、16歳でプロに転向し今年で8年目を迎えた石川遼。2015年の自身最初の試合を22日(木)にカリフォルニア州で開幕する米国男子ツアー「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で迎える。

1カ月前、日本に一時帰国中だった石川は沖縄で約3週間の自主トレを敢行。それに先立って行われたテレビ収録では米ツアー優勝経験を持つ青木功丸山茂樹と共演し、モチベーションを大いに高めて渡米した。

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週末の日曜日(25日・午後1時55分~)にテレビ朝日系列で放送される「レジェンド 青木功プロ生活50周年記念SP」は2014年にプロ転向から半世紀を迎えた“世界のアオキ”の特番。収録では3人がパーシモンウッド(木製ヘッド)でのショット対決をはじめ、バンカー、パット対決など、様々なシチュエーションから世代を超えた真剣勝負を繰り広げた。

一時代を築き、今も衰えぬ青木のテクニックを目の当たりにした石川。その後の3者インタビューでは大先輩の偉大さを「青木さんをはたから見させていただくと、探究心というんですかね、ゴルフに対して『もうちょっとこうしたら上手くいくんじゃないか』というのを常に持ち続けていらっしゃる」と表現する。

だが一方の青木は、その見方について「マル(丸山)にしても遼にしても若い時から一流で、プロになってすぐ活躍した。俺の場合は初優勝が30歳近かった(71年・関東プロ/29歳)。それからスタートしているから、すごくバリエーションが広く、どこに行っても、何があっても、どんなゴルフができるんだろうと思える好奇心が強い」と言う。花が咲くまでの期間が長かった分、自然体のまま、やり方を貫いて来られた。

そんなレジェンドだからこそ、石川に求めたい変化がある。「遼は復習、復習で(課題を)ものにしてる部分があるが、『ざっくばらん』というのはおかしいけど、『あ、こんなもんならいつか合う』という気持ちを持つようになったら少し失敗のダメージが減ると思う」。急がず、焦らず、ゆっくりと自分と向き合うこと。「プラス思考になっていかなきゃいけない。遼はどっちかっていうと、プラスとマイナスの両方を揃えている」と、ラウンド中のネガティブ思考からの解放を初勝利へのキーポイントに挙げた。

「やっぱりちょっと違った2015年。ゴルフを少し自分の気持ちの中に入れて。人を敵に見るんじゃなくて、自分を敵にして。あまり1つのものにこだわらないで、ちょっとはみ出て(自分を)見る。“遼を遼が見る”、そうできたらいい」と青木。石川に日本人史上5人目の米ツアー優勝の期待をかけて、米国に送り出していた。

【「レジェンド」青木功プロ生活50周年記念SP】
2015年1月25日(日)午後1時55分~3時20分 テレビ朝日系列で放送
BS、CSでも特別版を放送!
2015年1月31日(土)午後1時~ BS朝日
2015年2月 1日(日)午後7時~ CSテレ朝チャンネル2

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