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T.ワトソンが「アダムスゴルフ」伝導に緊急来日 遼にエールも

アダムスゴルフのアンバサダーを務めるトム・ワトソンが、東京ビッグサイトで開催されている「第47回ジャパンゴルフフェア2013」のトークショーのために緊急来日し、同ブランドが誇るハイブリッドクラブのPRを行った。日本で同ブランドを展開するのはテーラーメイドゴルフ株式会社。この日、同社のブースには悪天候にも関わらず、多くのゴルフファンが詰めかけた。

同社の代表取締役・菱沼信夫社長は、「今春から展開する“アダムスゴルフ”を日本でも一流ブランドに仕立てるべく、最初の一歩として世界ゴルフ殿堂入りを果たしたアンバサダーのトムに来てもらった」と明かした。米PGAツアーでは使用率ナンバーワンを誇るハイブリッドクラブだが、日本での知名度は未だそれほど高くない。今回はブランドプロモーションも兼ね、短時間の滞在時間にも関わらず、タフな63歳は多数の取材を含むハードスケジュールをこなしていた。

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トムは「これまで世界でプレーしてきたけど、日本は素晴らしいゴルフ場も多く、日本人選手は互いに敬い、尊敬し合いながらプレーしているところはとても魅力的だと思った」と述べ、トークショーの途中では、青木功からのビデオメッセージが流れると「世界でも指折りのフェアウェイウッドの名手」と青木を賞賛した。
飛距離を維持しながら、高弾道を実現できるという特徴のハイブリッド。「日本ではハイブリッドというと、トラブル時に使用するクラブをイメージしてしまい、抵抗があるようだ。しかし実際にはとてもやさしく、かつより良いボールを打てるもの」だと説明する。実際ワトソンも99年から使用し、ゴルファーとして自分自身も成長したことを実感。「スコアアップには必要不可欠なクラブ」と、身を以てアピールした。

のちの記者会見では、幾度とラウンドを共にし、今季から本格参戦を果たした石川遼についてこう言及した。「彼は素晴らしい選手。プレッシャーの中でプレーを続けていると、自分の素直なフィーリングを失ってしまう。自分の持っている打感を信じ、テクニックに頼りすぎず、自分を見失わないように。リョウだけではない、若い選手全員に言えること」。ゴルフ界の重鎮は静かにメッセージを送った。(東京都江東区/糸井順子)

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