「伸ばしていれば…」松山英樹はオーバーパーに無念
勝てばオーガスタでウッズと同組 決勝は21歳同士の対決に/全米アマ6日目
2019/08/18 10:15
◇全米アマチュアゴルフ選手権 準決勝(17日)◇パインハーストNo.2(ノースカロライナ州)◇7555yd(パー70)
決勝進出だけでなく、勝てば「マスターズ」と「全米オープン」の出場も決まる“ビッグデー”を迎えた大会6日目。準決勝の第1試合は21歳のアンディ・オグルトゥリー(ジョージア工科大)が17歳のコーヘン・トゥロリオを3&1で撃破。21歳同士の対決となった第2試合はジョン・オーゲンスティーン(バンダービルト大)が、ウィリアム・ホルコム5世(サムヒューストン大)を3&2で下した。
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「マスターズのことを考えないのは難しかった。とても興奮していたし、準備も万全だった」と、午後2時のティオフにも関わらず、午前3時15分に目が覚めたというオグルトゥリー。それでも、試合が始まれば「自分のやっていることに集中した」と冷静だった。
記録が残る1993年以降で最年少(17歳8日)の準決勝進出となったトゥロリオに「何もできなかった」と言わせ、一度もリードを許さずに3&1で完勝。決勝進出のプレッシャーを乗り越えて「あすはもっと気楽にできる」と穏やかな笑みを浮かべた。
ホルコム5世を3&2で下したオーゲンスティーンは、マッチを決めた16番までノーボギーという隙のないプレー。「あまり力強いショットは打てなかったけど、ショートゲームがとても良かった」と振り返った。
決勝で対戦するオグルトゥリーはオーゲンスティーンを「ブルドッグ」と評したが、自身では「負けず嫌い、根性がある、意志が強い」と分析する。その表情からも強気の性格が読み取れるが、「もし明日勝てば、マスターズの予選ラウンドでディフェンディングチャンピオンと回ることになる。タイガー・ウッズだけど、どう思う?」と問われると、思わずその表情を緩ませた。
「それは、何よりも望むことだよ。ずっと自分のアイドルだった選手と一緒にプレーするなんて、1番ティでは緊張しまくりだと思うけど」。決勝は、No.4とNo.2を使った36ホールの決戦となる。
<準決勝の結果>
●コーヘン・トゥロリオ (3&1) アンディ・オグルトゥリー○
○ジョン・オーゲンスティーン (3&2)ウィリアム・ホルコム5世●