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「伸ばしていれば…」松山英樹はオーバーパーに無念

◇米国男子◇BMW選手権 3日目(17日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7613yd(パー72)

ロースコアの翌日のプレーは難しい。ゴルフの定説通りの展開が松山英樹を待っていた。前日2日目にコースレコード「63」をマークして単独首位で迎えたムービングデーは2バーディ、3ボギーの「73」。通算11アンダーの9位タイに退き、この日「61」で記録を塗り替えたジャスティン・トーマスとは10打差がついた。

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雷雨による中断のため、1時間15分遅れでティオフした最終組。2日間で1つもたたかなかったボギーが、出だしで来た。1Wを左に曲げ、PWでの2打目がグリーンを大きくオーバーして坂の下へ。4打目でグリーンにのせ、2mのパットを沈めるナイスボギーではあったが、前日までの後続選手たちにリードを許す後退になった。

5番(パー5)で3打目のバンカーショットをピンにからめ、6番ではグリーン手前の花道からLWでチップインバーディを決めた。「うまく獲れていけるかと思ったんですけど…」。痛恨はスコアを伸ばしたい10番(パー5)。1Wショットを右サイドに曲げ、ラフを渡り歩いて最後は1.5mのパーパットを沈めきれずにボギーとした。「流れを悪くして、最終的な結果になってしまった」。バックナインはバーディなしで、15番のボギーでオーバーパーとなった。

1Wショットは中盤、多くのホールで右サイドに流れた。「そんなにイヤな感じはなかったんですけど、途中から右に行きたくないっていう…。3Wは左だったんですけど、なんかこうイヤな感じが続いてしまった。良いショットもあるが、きのう(2日目)と違って、良いものが出た後に悪いものが続く感じがあった。残念です」。前日「5.258 」で全体トップだったストローク・ゲインド・パッティング(パットのスコア貢献度)は「-1.716」で59 位に下がり、「フィーリングもぜんぜん違った。同じ気持ちで打てるようにしなければいけないが…」と肩を落とした。

ほぼ24時間前にこれまでの記録を2ストローク更新したコース記録は、前の組でプレーしたトーマスがさらに2打更新した。「8アンダーくらいまで(トーマスのスコアを)見ていたんで『抜くんだろうな』と思っていたら、あっさり抜きましたね」と素直にライバルを讃える気持ちがある。

だからこそ、「自分がもう少し伸ばしていれば、あしたおもしろいゴルフができたと思う」と、ふがいない気持ちで胸がいっぱいだ。「優勝はちょっと厳しいですけど、2位くらいはチャンスがあるので頑張りたい」。次週の最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州・イーストレイクGC)進出をかけたポイントランク30位を争う厳しい戦いはまだ続いている。(イリノイ州メダイナ/桂川洋一)

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