38歳シャープが首位タイ浮上 横峯さくら5打差20位
2016年 全米女子オープン
期間:07/07〜07/10 場所:コーデバルGC (カリフォルニア州)
渡邉彩香が五輪奪取へ29位で決勝R 野村4位、イ・ボミは予選落ち
◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目◇コーデバルGC(カリフォルニア州)◇6752yd(パー72)
22歳のパク・ソンヒョン(韓国)が7バーディ、1ボギーの「66」をマークして、通算8アンダーとし、単独首位に浮上。2打差の通算6アンダーの2位にエイミー・ヤンとイ・ミリムがつけ、韓国勢がリーダーボード上位を独占した。
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11位から出た野村敏京が4バーディ、1ボギーの「69」でプレーして通算5アンダーとし、世界ランク1位のリディア・コー(ニュージーランド)と並び4位に浮上した。
日本の“エース”がビッグタイトル獲得のチャンスだ。野村は前半4番(パー3)で3パットボギーを叩きながら、挽回の4バーディ。後半12番(パー3)では7Iでピン右1mを捕らえ、15番(パー5)ではフォローの風を受けて7Iで2オンに成功した。
野村は「きのうとは全然違う、風の強いコンディションで3アンダーは十分満足しています」と納得の笑顔。「ここのグリーンは大きな傾斜がある。それをうまく使ってチャンスを作ることが大切。難しいですけど、打てるルート、道はあるので」と言うのも精度の高いショットがあるからこそだ。
首位と3打差での折り返しに「(差は)ほとんどないと思う」ときっぱり。「メジャーなので、難しい。自分のペースを守ってゴルフをしたいです」。今季3勝目をメジャーで飾る準備を整えた。
この日午前組でプレーした渡邉彩香が5バーディ、4ボギーの出入りの激しいプレーとしながら「71」でホールアウト。通算1オーバーの29位で予選通過を果たし、世界ランク日本勢4番手からリオデジャネイロ五輪出場権に望みをつないだ。
横峯さくらが通算2オーバーの38位。原江里菜は通算4オーバーの60位に後退したが、カットライン上で予選通過を決めた。
23位から出た世界ランク日本勢3番手の宮里美香は1バーディ、7ボギー「78」の乱調で、通算5オーバーの73位。予選落ちし、五輪代表の座は消滅した。日本勢2番手の大山志保も通算8オーバーの106位で、決勝ラウンドに進めなかった。
初日106位と出遅れたイ・ボミ(韓国)は1バーディ、3ボギーの「74」と巻き返せず、通算6オーバーの83位で、予選通過できなかった。他の選手が辞退しない限り、韓国の五輪代表はなくなった。