2013年 LPGAツアー開幕特集
2013年 HSBC女子チャンピオンズ2013
期間:02/28〜03/03 場所:セントーサGC(シンガポール)
S.ルイス、チェ・ナヨンが首位で並ぶ 有村智恵は22位タイで最終日へ
◇米国女子◇HSBC女子チャンピオンズ 3日目◇セントーサGC(シンガポール)◇6,600ヤード(パー72)
9アンダーの2位から出た韓国のチェ・ナヨンがこの日のベストスコア「67」をマークし通算14アンダー。2日目を終えて単独首位に立ちながらも、ムービングデーは3ストローク伸ばすにとどまったステーシー・ルイスを捕え、首位タイで並んで最終日に入ることになった。
<< 下に続く >>
トップの2人から2打差、通算12アンダーの3位にはポーラ・クリーマー。9アンダーの4位タイにユ・スンヨン(韓国)、アリヤ・ジュタヌガン(タイ)、アサハラ・ムニョス(スペイン)、ダニエル・カンの4人がつけている。
自身の今季初戦となった有村智恵は21位タイからスタートしたが、18ホールすべてパーで通算3アンダーからスコアを動かせず22位タイに後退。宮里美香は2つスコアを落として通算5オーバーの49位タイ、上田桃子は「77」と崩れ、7オーバーの51位タイとなった。
<ナヨン、競技再開直後に首位を捕らえるバーディフィニッシュ>
同じ最終組を回る首位のルイスに、1打差で最終18番パー5を迎えたナヨン。しかし、最終組のホールアウトを残して、雷雲の接近により中断のサイレンが鳴り響く。その直後に激しい雷雨に見舞われ、競技は約2時間30分もの中断を強いられた。
「悪天候は、私たちにはコントロールできない部分。(クラブハウスの)中で座って、キャディとゴルフ以外の話しをしていた」と、ナヨンの気持ちに乱れはなかった。再開後、フェアウェイからウエッジで放った3打目を約3.5メートルのチャンスにつけ、会心のバーディフィニッシュ。ルイスを捕らえて首位に並び、“水入り”に惑わされることなく、優勝に向けて最終日への流れを築いた。
「明日は自分のゲームだけに集中して楽しんで、今日のスピリットを明日に持ち越したい」。今週はショット、パットともに好調なプレーを続けているナヨン。「特にグリーンとの相性が合っている」と、多くの選手が苦しんでいるグリーン上での戦いに自信をのぞかせた。