「ステートファームクラシック」9位タイ発進、宮里美香のコメント
2002年 ステートファームクラシック
期間:08/29〜09/01 場所:ザ・レールGC(イリノイ州)
今年もツアー初優勝者が生まれた!
米国女子ツアー「ステートファームクラシック」最終日。フランスのP.M.レボークが18アンダーで米女子ツアー初優勝を飾った。
トップタイでスタートしたレボークは、会心のボギーフリーラウンドで前半に3つ、後半に2つスコアを伸ばし、並み居る強豪を押しのけ見事勝利を手にした。
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「リラックスしてプレーできたし、素晴らしい1日となった。欧州ツアーでも優勝してるけど、この優勝は、それとは違う想いがある。3日目はひどく緊張してスコアを伸ばすことが出来なかったから、昨晩はコーチに相談した。『初日は8アンダー、2日目は5アンダー、3日目はイーブンパー。このまま行けば、最終日はオーバーパーを叩くんじゃないか』って不安になって、そのことを話したら、『3日目は、首位でスタートしたプレッシャーを克服してイーブンパーにまとめられた。それだけでも素晴らしいことなのに、何を悩んでいるの?』と言われて吹っ切れた。ゴルフにおいて、メンタル面がどれだけ重要かということを学べた」
2位には朴セリと金美賢の韓国コンビが入った。金は前半に4つスコアを伸ばしトップに立ったが、終盤にボギーを叩いたのが響いた。上がりの16番から3ホール連続でバンカーにつかまる不運に見舞われ、18番では遂にボギーを叩いてしまった。
金美賢
「今日の目標は4アンダーだった。トータル17アンダーなら勝てると思ったけど、レボークはその上を行く良いプレーをしていた。3日目と比べて、レボークはプレーする姿が自信に満ち溢れていて、驚くほど落ち着いていた。18番のバンカーは、砂が薄いのでトップしてしまう。3日目に(福嶋)晃子が同じ状況でダブルボギーを叩いていたし、あそこだけ砂の量が違うというのはアンフェア。全体的に、バンカーの砂の量が極端に違うので、コース設定に対しては憤りを感じている」
日本の福嶋晃子は、この日スコアを1つ落とし、トータル10アンダーで12位タイフィニッシュとなった。3日目最終ホールのダブルボギーを引きずっているのか、安定さを欠いたプレーで最後までリズムをつかむことができなかった。