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2002年 全米女子オープン
期間:07/04〜07/07 場所:プレイリーデューンズCC(カンザス州)

ソレンスタム伸ばせず! インクスターが逆転優勝!!

今シーズンのメジャー第3戦「全米女子オープン」は、最終日に逆転劇で幕を閉じた。3日目を終了して、唯一のアンダーパーを記録したアニカ・ソレンスタムが逃げ切るという見方が多数を占めていた。

今シーズン12試合に出場して6勝。先週行われたショップライトLPGA選手権でも優勝し、勢いに乗るソレンスタムが首位に立ったので、このまま突っ走ると思われた。ただ、これまでのソレンスタムは、2週連続優勝がない。優勝した翌週の試合で、最終日に崩れることもあり、集中力が持続するのか心配ではあった。

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最終日のソレンスタムは、それまでの3日間とはあきらかに違った。3日間、前半に2ストロークずつスコアを伸ばし、後半は耐えるゴルフが続いていたが、最終日は1バーディ、1ボギーのパープレー。この時点でイーブンパーからスタートしたジュリー・インクスターに首位を奪われてしまったのだ。

後半に入ると、ソレンスタムにとって鬼門となっていた12番から14番までの3ホールでボギーを叩かず、14番で初めてバーディを奪い笑顔が出た。しかし、続く15、16番で連続ボギーを叩き、追撃態勢に入ることができなかった。

最終組の1つ前の組でラウンドしたインクスターは、ソレンスタムのスコアも気にせず、順調にスコアを伸ばした。初日と同じく前半だけで3ストローク伸ばし、11番でもバーディを奪い4アンダー。ソレンスタムに2打差をつけて優勝を飾った。
ツアー通算28勝、メジャー通算6勝、全米女子オープンは1999年に続き2度目の栄冠をつかんだ。2000年、2001年はオーストラリアのカリー・ウェブにタイトルを奪われていたが、地元米国勢として自らそのタイトルを奪還したのだ。

今大会、ウェブの3連覇に注目が集まっていたが、初日から大叩きをして予選落ち。そのウェブと同じオーストラリア出身のS.ワウが大健闘を見せた。初日67をマークし、その後もスコアを崩さず耐え忍んだ。そして、最終日はインクスターと共に最終組の1つ前でラウンドし、プレッシャーにも負けず3オーバーを守り抜いた。米ツアーでは目立った成績のないワウが単独3位に食い込んだ。

そして、6月の全米女子プロに続き、メジャー2連勝を狙う韓国の朴セリは、優勝争いに絡むことはできなかったが5位に入った。初日74、2日目が75と出遅れた朴だが、決勝ラウンドは2日間とも68をマーク。9オーバー58位と予選通過中、最下位から這い上がってきた。朴は来月行われる今シーズンのメジャー最終戦「全英女子オープン」に連覇をかけて出場する。

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