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49歳でプロ転向・田村尚之がツアー初勝利 マークセンが賞金王戴冠

2016/11/05 18:27

◇国内シニア◇富士フイルムシニアチャンピオンシップ 最終日(5日)◇ザ・カントリークラブ・ジャパン(千葉)◇

首位と6打差の7位タイから出た田村尚之が「68」をマークし、通算6アンダーとして逆転でシニアツアー初優勝を飾った。

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田村はかつてトップアマのサラリーマンゴルファーとして活躍。「日本ミッドアマチュア選手権」2連覇、2007年「日本アマチュア選手権」準優勝などの経歴をひっさげ、2013年に49歳でプロ転向した。シニアツアー3年目にして、悲願のプロ初タイトルを獲得した。

2週前に肋軟骨を骨折し、復帰を目指す中での優勝に「まだ正直、実感がない。本当にうれしいです」と驚きの表情。広島県出身で「今年は広島にオバマ米大統領が来て、カープも勝って、“広島イヤー”なので勝ちたいと思ってやっていた」という。「シニアでプロになってよかった。50歳を過ぎて新しいステージに立てたのは本当にうれしい。今はプロゴルファーの名刺、所属先の名刺と会社の名刺を持っています。普段も会社に行って、作業着を着てますよ」と異色のキャリアで咲かせた大きな花を誇らしげに語った。

賞金ランキングトップを走り、今季5勝目を狙ったプラヤド・マークセン(タイ)は「75」とスコアを落とし、通算5アンダー。秋葉真一と並び2位タイに終わったものの、賞金ランキングで2位の崎山武志に約2769万円差をつけ、シーズン3試合を残して初の賞金王戴冠を決めた。

ルーキーイヤーでぶっちぎりでのタイトル獲得に「初めての年で賞金王になれたのでうれしいです」と笑顔。「シニアツアーとレギュラーツアーはどちらも同じくらい大切なので、時間があるときは出来るだけ出たい。どちらかが大事ということはないです」と今後も各ツアーを掛け持つつもりだ。

日本ゴルフツアー機構(JGTO)会長で主催の富士フイルムと契約を結ぶ青木功は「84」で通算22オーバー67位。大会は歴代最多の3日間累計1万1328人が来場した。

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2016年 富士フイルムシニアチャンピオンシップ



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