小林浩美会長が再任 理事8名の新体制へ/LPGA理事選挙
1998年 樋口久子・紀文クラシック
期間:10/23〜10/25 場所:ザ・グリーンブライヤー・ウエストヴィレッジ(福島)
服部道子、堂々の今季4勝!
終わってみれば上位が総崩れ。ひとり生き残った服部道子が今季4回目の優勝を飾った。1シーズン4勝は服部にとっても初めて。これで賞金ランキングでも6677万円と頭ひとつ抜け出した。ただし原田香里もしっかり食い下がって900万円差の5774万円。まだまだ予断を許さない。
最終日の服部道子は2バーディ、1ボギー。「ラッキーなパターがだいぶ入りました。プレッシャーもなかったです」
実はボギーを叩いた17番で韓熙圓に1打差にまで詰め寄られた。「でもまだ自分の方が有利だし、動揺はありませんでした。18番は難しいホールだし、自分がやるべきことをやれば大丈夫と思っていました」
前向きな気持ちでプレーして、その結果として勝てたのが嬉しいという。「18番の2メートルくらいのパーパットもラインがしっかり見えました。いいストロークをすることだけ考えて、あとは迷わず打つだけです」
自信がうまれている。「迷いがないですね。ゆったり振れてます。4勝もすると、今度は5勝したくなりますね。今思うと、勝てなかった頃ってのは、どうして勝てなかったんだろうと不思議なくらいです。一生懸命やってたんですけどね」
韓熙圓は惜しかった。「17番で1打差だったけど、優勝はムリと思ってました。難しい18番でバーディとらなければならないし、服部サンがボギー叩くとは思えないし」
2位賞金553万円を稼いだ。「ホントにこれでシード、大丈夫ですか?」と何回も確認した。「ホッとしました。これで韓国に帰って選手権に出ます。まだ日本で3試合ありますから、もう一回優勝争いしたいですね」
賞金レースで服部道子を追う原田香里は、まだまだ賞金女王を狙い続ける。「私の言えることはひとつだけしかないです。最後の最後まで、何が起きるかわからないのがゴルフです! ガンバリます」