LPGAが全国5ヵ所で一斉に街頭募金活動を実施!
1998年 雪印レディース東海クラシック
期間:09/18〜09/20 場所:涼仙GC(三重)
肥後かおり、悠々逃げきって今季初勝利
貯金を5つも増やして文句無しの逃げきり優勝。ここ数週何回か勝ちそうな気配を見せては沈んでいた肥後かおりが、ようやく勝利をつかみとった。
「18番のパットをする前から感無量の気持ちでした。こみ上げてくるものがありました」という肥後。前半5番ホールでボギーとしたときは「また今回もダメかな」と半分あきらめた。しかし8番で失地回復のバーディ。インに入ってからはノーボキー。次から次へとバーディが入った。
「体調もショットもあまり良くなかったんです。でも守り抜けた。トップでスタートしてトップを守り抜いたってのは、私にとってすごく大きいです」
追い上げるほうが楽という。よーし、抜いてやれ!と勢いでプレーができる。ところが守ることは難しい。「調子がよくなるとどんどん力が入ってしまうし、完璧を求めてしまう。わたしは中途半端なゴルフの方がいいみたいです」
周囲には笑っていたが、先週の女子プロをトップでスタートして崩れてしまったことが悔しかった。トップなんて意識するな、と「先生」に教えられた。「あの先週があったから、今週勝てたんだと思います」
趣味は魚釣り。しかし今年は体調が思わしくないため、もっぱら「家でプレイステーションの魚釣り」に励んでいるという。
追いつけなかった服部道子は「優勝の後の週にしてはいい成績が残せました。自分もまだやれるんだ、と自信がつきました」 それなりに得たものがあったという。「来週はディフェンディングです。また頑張ります」
勝ちたい勝ちたいと言っていた川波由利。一時は追いつきながらまたも惜しいところで勝機をつかめなかった。「これから残りの5試合、本当に優勝を目指して頑張ります!」