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3人プレーオフを制して坂上晴美 初優勝!

橋本愛子の復活はまだ早すぎたようだ。出だし3連続ボギー。混戦から抜け出すことができなかった。代わって首位に並んだのは大ベテラン日蔭温子、今季未勝利の肥後かおり、そして前半5バーディと猛烈に追い込んできたプロ3年目の若い坂上晴美。もつれこんだ3人プレーオフは4ホール目で坂上の初勝利。

坂上晴美は9番でスコアボードを見た。自分の名前がいちばん上にあるのを知った。インに入ってからも機会があるたびにボードを確認した。
「プレーオフは緊張しました。グリーンではぜんぶ入れてしまおうと思ってパットしました」という坂上。バーディパットが外れるたびに心臓が破裂しそうな気がした。「打つ瞬間は、まっしろです」
名古屋生まれの24歳。中部女子アマで優勝経験がある。日本女子学生は2位が3回。「3年目の優勝は早いと思います。本当はシード権が欲しかったんです」という。不動裕理とは同期。「負けたくないという気はありました。負けず嫌いというか、みんな気が強いといいますね」

日蔭温子はインで5バーディ。上がり3ホールをバーディとして首位に上がった。プレーオフでも再三のチャンスがありながら惜敗。「プレーオフ・・・何年ぶりかしら。勝ったのも93年ですからね。自分が思った以上にプレーができたし、十分楽しめたし、プレーオフはおまけみたいなものですね」
悔しさよりも、むしろ充実感があるという。ツアー優勝18回の選手が久しぶりに楽しんだ。

橋本愛子は「もっと練習しないさい、と言われた感じです。ボギーが多すぎました。いまの私の力はこんなところなんだと思います。ただ今日、オーバーパーにならなかったのは最低限の目標クリアですね」

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1998年 五洋建設レディースカップトーナメント



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