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ルーキーの渡邉彩香、木戸愛ら首位に4人 横峯さくらは9位発進

◇国内女子◇日医工女子オープンゴルフトーナメント 初日◇八尾CC(富山県)◇6476ヤード(パー72)

スタート前から強い降雨に見舞われた初日は、午前9時ごろから約2時間30分に渡る中断を強いられたが、日没間際に全選手が無事にホールアウト。首位から2打差に18人がひしめき合う混戦模様となっている。

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5アンダーで首位に並んだのは、昨年のプロテストに合格したルーキーの渡邉彩香イ・ジウヤング・キム(いずれも韓国)、木戸愛の4人。渡邉は7バーディ、2ボギーにまとめ、自身初となる首位の座へ。飛距離で群を抜く大型ルーキーが、混戦をリードした。

4アンダーの5位タイに、福田裕子山村彩恵、藤田幸希、表純子の4人。3アンダーの9位タイに、大会連覇がかかる全美貞(韓国)ほか、100試合連続予選通過に王手をかけている横峯さくら菊地絵理香アン・ソンジュ(韓国)ら10人が集団を形成している。賞金ランクトップを走る森田理香子は2アンダーの19位タイ。先週今季2勝目を挙げ、同ランク2位に浮上した堀奈津佳は1オーバー55位タイと出遅れた。

<大混戦の初日!ルーキー渡邉彩香が首位タイ発進>

スタートから約1時間後の午前9時4分、降雨の為、一時中断を強いられる幕開けとなった初日。約2時間半の中断を経て11時33分に試合は再開。スタートホールのティオフ直前に中断のホーンが鳴り、再開後に仕切り直してスタートした渡邉彩香が、7バーディ、2ボギーの「67」でラウンドし、首位タイの好発進を切った。

インコースからスタートした渡邉は、10番(パー5)で3打目をピン横2メートルに寄せると、フックラインを読み切ってバーディ発進。さらに15番(パー3)ではピン右奥に運び、再び2メートルを沈める好スタートを切った。しかし16番を3パットのボギーとすると、17番(パー3)では、ティショットでグリーンを外し、寄せきれずの連続ボギーで後退した。

「先週からパターは好調だったけど、今週はショットが不安だった」という開幕前のフィーリングからは一転。後半のショットはワンピン以内に多く絡み、これらのチャンスをスコアに繋げ、4つのバーディを奪って首位に並んだ。

ドライバーの平均飛距離が約270ヤードと、女子ツアー内でも屈指の飛ばし屋として知られる渡邉。「ショットはトーナメントにおいても通用すると感じている。でも試合に出るようになって、パターが入らないことに悩み、上位(選手)との差を感じた」と、これまでの練習のウェイトを、ショット中心からパッティングに変えた。ここ数戦では、「入れよう入れようという気持ちから、楽に構えるようになったことで球の転がりも良くなり、自信を持って打てている」との切り替えが奏功し、その成果をこの日の7つのバーディに繋げた。

「今日は気持ちよく回れました。まだあと2日ありますが、1日1日を丁寧に、気持ちよく回れれば、よい位置で最終日を迎えられるので、気負わず頑張ります」。渡邉の今季の目標は「優勝と来季のシード権獲得」。昨年プロテスト合格を果たしたばかりのルーキーが、目標への第1歩として、今週のツアーを牽引する。

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