比嘉と木戸が首位タイで最終日へ! 森田は7位に急浮上
◇国内女子◇リゾートトラストレディス 2日目◇関西ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6522ヤード(パー72)
それぞれ首位に2打差の4位タイ、4打差の19位タイで追ってスタートした木戸愛と比嘉真美子が、通算7アンダーに伸ばして首位タイに浮上。混戦から一歩抜けだして明日の最終日を迎える。
通算6アンダーの単独3位に台湾のフェービー・ヤオ。通算5アンダーの4位タイに、佐伯三貴、新崎弥生、若林舞衣子が続く。賞金ランキングトップを走る森田理香子は、この日のベストスコア「66」をマーク。72位タイから7位タイへの急浮上を遂げ、今季3勝目をも視野に入れて最終日を迎える。56位タイスタートの横峯さくらは3つ伸ばし、通算2アンダーの18位タイで決勝ラウンドへ進んだ。
なお、前年優勝者の全美貞(韓国)は首痛のため、第2ラウンド途中で棄権している。
<木戸愛が3バーディを奪い首位タイに浮上>
初日にスタンスを狭めて4位タイにつけた木戸愛が、2日目には3バーディ、ノーボギーのゴルフで通算7アンダーまでスコアを伸ばし首位タイに浮上してきた。
スタートの1番で2打目をグリーン左手前のバンカーに入れた木戸は、左足下がりのライから残り20ヤードをグリーン手前でワンクッション入れて1.5メートルにつけた。そしてパーパットを決めると右手を強く握りしめるガッツポーズを披露した。
3番でピン奥から1.5メートルのバーディパットを沈めると、6番ではピンの左奥2.5メートルにつけてバーディ。さらに9番はパーオンこそ出来なかったが、ピンの左サイドのカラーからパターで5メートルを入れて3つ目のバーディとした。
後半はピンチというピンチもなく、逆にチャンスを作ることが出来ず全てパープレーとなったが「今日は1番ホールが一番大きかったですね」と、ガッツポーズが自然と出るほど気合いの入ったナイスパーが、この日の流れを作った。
「昨日も今日も目の前の1打に集中してスコアを伸ばすことができたので、明日も優勝したいという気持ちばかり先行せずに、1打に集中して、その1打に自信を持ってやりたい」。昨年の初優勝後には何度も2勝目のチャンスを迎えながら、一歩届かない試合を経験している木戸だけに、気持ちを落ち着かせて最終日に挑む。