国内女子ツアーで今季3勝のツワモノとは?
2009年 クリスタルガイザーレディスゴルフトーナメント
期間:05/01〜05/03 場所:京葉CC(千葉)
有村智恵が終盤に突き放す完勝でツアー2勝目
千葉県にある京葉CCで行われている国内女子ツアー第7戦「クリスタルガイザーレディス」の最終日、3日間で一番強い風が吹いてスコアが伸び悩む中、終盤の3バーディで2位以下を引き離して優勝を飾ったのは、有村智恵だった。
斉藤裕子と並ぶ首位タイでスタートした有村。序盤はボギーが先行する苦しいゴルフだったが、9番パー5でバーディを奪って、斉藤と並ぶ首位タイで折り返す。11番でボギーを叩いたが、13番パー3では8Iでピン右2mにつけてバーディとし、再び7アンダーに盛り返すと、同じホールで斉藤がボギーを打ったため、この時点で単独首位に立った。
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続く14番は、第2打をグリーン奥にこぼしたが、「スタート前に練習していた」という奥からのアプローチを2mに寄せてパーセーブ。続く15番パー5はきっちりと2オンしてバーディとし、最終18番パー5も果敢に2オンを狙ってグリーン左手前のラフまで運び、1mに寄せてバーディフィニッシュ。2位の横峯さくらに3打差をつける完勝に「凄い達成感がありました」と笑顔の有村は、初優勝以降の不調を乗り越えての勝利にも涙は見せなかった。
先週は風の強くなった川奈で崩れ、「今日も大崩れしたらどうしようかと思った」と振り返ったが、最終日も「70」とスコアを伸ばし、「凄く自信になった」という。難しいといわれる2勝目を、初優勝から1年経たずに飾った有村は、「出来ればいつも上位にいけるように、常に優勝争いをしていたい」と、さらなる高みを見つめた。
単独2位に続いたのは、この日ベストとなる「69」で回った横峯さくら。今季6試合に参戦し、6位以下が無いという抜群の安定感で、賞金ランキングでもトップに浮上した。3位タイは斉藤裕子と中田美枝の2人。5位タイに大場美智恵と飯島茜が続いた。